• Apr 6 2017

    お花見

    この二日間の暖かさで

    桜がにっこり微笑み始めましたね。

    広瀬側の桜並木が美しい風景になり始めました。

    歩いて2~3分。お店のお庭みたいな場所です(笑)

    姪達二人が通った幼稚園もあり、

    桜の時期は可愛らしい子供たちの笑い声が響き

    何とも言葉では表現できない幸せな気持ちになります。

     

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    大好きなスポットです。

     

    桜色って上品ですよね。

    ちょっと儚い感じの薄桃色。

    薄いピンクはベビーピンクと呼ばれていますけれど

    可憐で天使のような色という意味合いなんでしょうね。

    桜も一枚一枚散っていく風景は

    まるで天使が飛んでいるようにも見えます。

    そんなことも含めてか

    私は、桜の木の下でお酒を飲んで騒ぐというのは

    あまり好みません。

    一年に一度、たった僅かな期間の逢瀬です。

    静かに、ゆっくりと、息をのみ、愛でたいと思います。

    西行法師のように。

     

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    桜色との相性抜群のライトグレー

    私はやっぱり、桜を引き立てたいと思います。

    自慢はこのアクセント。

    ボタンホールと裏地が黄色です。素敵でしょう?

    私はこういう感覚が大好きです。

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    このコーディネートも桜にはぴったり。

    思わず、桜の花びらをブローチにしたいと思ってしまう。

    これも、赤のアクセントが。

    たまらない感覚なんです(笑)

     

    季節を愛でるための外出には色を考えます。

    できるだけ、自然界と調和ができるように。

    同系色にしたり、補色になるようにしたりとか

    それを考えるのも愉しいひとときだと思います。

    私の母は桜が満開の中、他界致しました。

    病室の部屋はお花見ができるほど眺めがよく

    ほのかにライトアップした桜を眺めながらの会話に

    どれほどの安らぎをもらったことでしょう。

    北海道生まれの母は内地の桜を観たときは

    本当に感動した・・と、常々申しておりました。

    出来れば桜が満開の時期がいい・・と、

    西行法師のようなことを申しておりましたので、

    きっと本望だったろうと思います。

    亡くなった2日後に雪が降り、故郷の景色も母を

    見送ってくれたのだと思いました。

    季節の風景には何かしらの思い出がつきものです。

    その思い出を彩る装いも是非、お供させてください。

     

    願わくば 桜の下にて 春死なん

    その如月の望月のころ    西行