• Aug 12 2017

    夏の風物詩 花火

    今日は前橋市の花火大会。

    お天気もまずまず・・良かったですね。

    明日は迎え盆・・花火、明日なら良かったのに・・。

    夏の風物詩の花火がご先祖供養だということが

    あまり知られていないみたいですね。

    そもそもは送り盆のときに魂を鎮魂するために

    打ち上げられたものだと言われているんですよ。

    京都での送り火、大文字焼きが有名ですね。

    今では夏のメインイベントのようになり

    場所取りという規則を守らない無粋な人たちの

    お行儀の悪いイベントになっているのは

    残念で仕方ありません。

     

    父方の祖母が東京生まれの東京育ちで

    根っからの江戸っ子でしたので(笑)

    花火の鑑賞法にはうるさかったんです。

    終戦後は足利に住んでおりましたので

    子供のころはよく足利の渡良瀬川のところで

    花火を鑑賞しました。

    必ず話題に出たのが「両国の川開き」のこと。

    江戸時代から続く花火大会「両国の花火」です。

    これは将軍吉宗の時代に悪霊退散祈願の花火が

    きっかけになったそうです。

    歌麿の有名な「大川端夕涼」の美人画はこの両国の花火が

    題材になっていますね。

     

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    今年の和楽にも特集が掲載されていました。

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    実はこれ、我が家にもあります。

    マットをブルーにしたので色調が変わりました。

    モダンさがあって気に入っています。

    祖母からの血でしょうか(笑)

    20代後半に手に入れたものです。

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    私が子供の頃は今の隅田川花火大会はありません。

    両国の花火大会が1961年に中止されて

    祖母はとても残念だと申しておりました。

    その後、1978年に「隅田川花火大会」として復活。

    祖母は見たかっただろうなぁ~と思いますけれど

    きっと、今のあの様子を見たら

    「何てこった。無粋だねぇ~」と言い放つでしょう(笑)

     

    伝統工芸の線香花火を飾りお盆を迎えます。

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    13日~16日までは 賑やかになりますね。