• Jun 13 2021

    こだわり

    装いという行動が自分にとって重要だと思ったのは

    いつ頃からだったかなぁ~と振り返る事があります

    皆様はそんなことありますか?

     

    私は子供の頃 異常なほどの神経質な性格で

    面倒くさい子供でした(母談)

    白いものは白く 折り目があるものは無くならない様に

    自分で決めた洋服の着方は頑固なほど押し通す

    おとなしくて 友達付き合いもできないような

    内気で暗い子供でしたが 洋服を着るという行動には

    自分の意見を通したようでした

    6歳くらいからその傾向は始まり 中学・高校生では

    学校に着ていくコートにはかなり拘りがあったように

    記憶しています

     

    何故それほど 装うという行為に拘ったのか・・

    これは今でもそうですけれど コンプレックスのせいだと

    認識しています

    自分の中からは見いだせない自信を 身に付けるもので

    補いたいと考えていたからでしょうし いるからでしょう

    洋服のラインなどでご質問を頂いてご説明をした際に

    驚かれることがあります

    それが適切かどうかは分かりませんけれど 拘り方が

    あることに驚かれるようです(笑)

    コンプレックスがある人間にしか分からない拘りは

    私にはとても大切なことで それが無くなったら終わり

    その時は洋服屋を辞める時だなぁ~と思っています(笑)

     

    そんな拘りから発注したワンピースのひとつがこちら

     

    以前もご紹介致しましたけれど バックスタイルに

    デザインがあるものです

    若い方でも猫背の方が増えていると聞きました

    スマホやPCのせいで前屈みになる時間が多いせいとか

    でも 単純に年齢を重ねると姿勢が悪くなります

    鏡に映るフロントラインは気にしますがバックラインは

    中々見ることができませんね

    歩くと背中のプリーツが程よく動きます

    身体にそれが伝わってくることで 背中を意識して

    ほんの少し顎を引き 背筋を真っすぐに伸ばそうとします

    女性の心理には 揺れるラインには身体が反応するという

    傾向があるのではないか・・と私は思っています

    エレガントな動作ができるようになる

    これはエアリーラインのスカートを穿いた女性と

    タイトスカートを穿いた女性とパンツスタイルの女性を

    見比べてみれば顕著ですよね

     

    バックスタイルの美しい洋服はそれだけでお守りです

    自分では見えない部分の美しいスタイルは

    内面を映し出しているようにも感じてしまうからです

     

    是非 ご試着なさってください

    お待ちしています