• Jan 9 2023

    成人の日

    私は古臭い人間ですので 15日が成人の日という感覚が

    抜けきりません(笑)

    我が家は1月15日までが松の内という習慣ですので

    15日の閉店後に片づけます

    15日の成人式の日に市中へ出てきた新成人の方への

    お祝いの気持ちを兼ねていました

    でも いつの間にか成人の日がその年のカレンダーで

    変わっていくのは 何かお祝いの気持ちが欠けるようで

    未だに納得していないのかもしれません

    連休にすることがそんなに大切なことなのでしょうか・・

    私には分かりません

     

    今日は初市で達磨さんを抱えて通る方で賑わっています

    そのせいなのか・・いや 違いますね (^_^;)

    単純に新成人の方々が前橋市内にお越しにならないだけ

    まぁ それだけの理由ですね・・めっきり可愛い振袖姿は

    見られなくなりました  寂しいですね~

     

    20歳になった時 皆様は何を思いましたか?

    私は 「やっと20歳になった」と思いました

    30歳に憧れていましたので まだまだ道のりは長いなぁ

    そんな事を思っていました

    早く大人になりたかった 中身も追いつかなかった癖に

    頭だけはそんな生意気なことを悶々と考えていた20代

    子供らしいところが一つも無かったので 背伸びして

    大人っぽく見せて 自己満足していた若気の至りでした

    同年代の友人との付き合いはなく 見渡す限り年長者だけ

    自分から選んだ訳ではありませんでしたが 環境ですので

    仕方ありません 大人の中に居ることですっかり自分も

    大人になったような錯覚に陥るという 筋書通りの穴に

    そして 

    知らず知らずのうちに 頭でっかちの脳なし娘となり・・

    今 思い出してもお恥ずかしいかぎりです

     

    そんな私も 足元を見つめ直さなくてはならない事件が

    起きたことで 人様並みになることが出来ました

    当時は苦しく辛かったですけれど 痛みを伴うことで

    少しづつ軌道修正されて 今日に至っています ( ´艸`)

    人生はそうやって 自分の絵図が出来上がっていくんです

    な~んてことも この年齢になったから言えますよね

     

    最近久しぶりに感動する言葉に再会しました

    忘れかけていた言葉でした

    「この世と人を また この世で人と人を結ぶものは

     言葉です」

    「人がめいめい違った自分の名前を持つように 言葉と

     いうのは 多様なものをたがいに認め合う方法です

     言葉があなどられるところに 人の 人としての豊さは

     ない わたしはそう思っています」

    長田 弘さんのエッセイ「すべて君に宛てた手紙」より

     

    日本語の美しい表現がなくなりつつありますよね

    カタカナの言葉が飛び交うようになり 直接的な言い方を

    カッコ良いとされる風潮は 日本人の底辺にある文化を

    覆しているようで 何だか不粋だな・・と感じています

    まぁ 単純に横文字が分からない 語学が出来ないからだ

    そう言われてしまえば仕方ありません・・

    でも 民族として生き残るには自国の言葉で自分の表現が

    出来なければ終わってしまうだろう と 考えるのです

     

    成人の日には 毎年 自分の立ち位置を確認します

    あの日から46年

    46年間の進歩はあったのかなぁ~と

    今年も又 いやいや 思ったほどの進歩はないと実感し

    新成人に交わって 歩みを深くしようと決心するのでした

    大丈夫かな‥私 (;´Д`)