１２月１２日から３日間で開催されました

中野紘子展へお越し頂いたお客様方には

心よりお礼を申し上げます

有難うございました

 

今回は大切に集めておいた経糸の残糸で素晴らしい

絵画のようなオブジェを発表して下さいました

惚れ惚れするような美しさでした

織物のワークショップにご参加下さっているお客様には

この作品がどれほど手間がかかっているかを見抜き

ご自宅へお招きして下さった方もいらして　中野さんも

大変喜んで下さいました

下地と共に織り込む作業になりますので　ふっくらと

浮き上がった柄はまるで油絵のようでした

飾り付けをしながら　思わず勝手に心の中で題名を付けて

私自身も愉しむ瞬間になりました

　

　

アップリケのように貼り付けるのではありません

経糸に緯糸を織り込みながら様々な糸を織っていきます

プロなのでこのくらいは当たり前・・と思いがちですが

残った糸をこうして絵画のようにお仕立てする感性が

素晴らしいと思います

眺めれば眺めるほど　その緻密さにウットリでした

手塩にかけて作り出した糸への愛情を感じます

その愛情を受け取った様な　そんな幸せな気持ちにも

なってしまう　手仕事の良さはそこにありますね

 

勿論　ストールは今更ご説明はせずとも　圧巻の美しさ

何層にも重なり合わさった糸の色彩に感動しました

写真では伝わらない美しさです

今回も大判と中判は完売致しました

リピートのお客様が多かった事は　自信になると仰って

いました

 

一切機械を使わず　手仕事で糸もつくり草木でじっくり

染め上げて　手機で織ります

糸の風合いはふっくらとしていて　太さは一律ではない

ということが魅力になっています

どれほどの時間をかけて反物を織り上げるのか・・

私には当然想像もつきません

でも出来上がった作品を拝見すると　たくさんの時間と

心がそこには込められている　という事は分かります

手から生み出される作品には「命」があると思います

私が工芸品を好きなのは　使い手によって作品が年々

変化していくからです　

何十年と使い続けていくうちに　その人の色となり

その人の生活の一部となり　唯一無二になっていく

それが楽しいですもんね

 

又　機会がありましたら開催したいなぁ～

今回機会を逃した方は　次回は是非お立ち寄り下さい