• May 5 2017

    端午の節句

    五月は一番好きな季節です。

    新緑が薫り、お花がたくさん咲いて

    朝方は鶯の泣き声に癒され

    燕の行き交う様子に元気をもらい

    新しい命の鼓動が惜しげもなく押し寄せて

    生きている、生かされている・・

    そんな想いが五臓六腑にしみわたります(笑)

    皆様はいかがでしょう?

    お節句は「祈り」から始まった行事だと

    私は母方の祖母から小学生の時に聞きました。

    一人でマンション暮らしをしていた頃も

    それは当然の慣わしですので

    小さな場所に、必ずお節句の用意をして

    その行事に纏わる食事をしていました。

    それはやはり、祖母から「祈り」だと聞いていたからだと

    有難く思います。

    日本では旧暦五月は田植え月。

    もともとはそれにちなんでの行事でしたね。

    中国の端午節が日本に入り、武家時代に今の行事に

    なったのは、皆様もご存知の通りです。

    でも、やはりお米作りをされているご家庭では

    大切な行事に変わりはないと思います。

    そんな意味も含め、今年の豊作も願いつつ

    世界の子供達の無病息災も祈ります。

     

    天皇陛下田植え

    天皇陛下 田植え 毎年の神事として

    田植え神事早乙女神事

    田植えをする女性を早乙女とよびました。

    農耕民族の日本人にとってお米作りは神事なのです。

     

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    4月8日の潅仏会が終わると飾ります。

    菖蒲の葉は4日の夜にお供えして、今夜菖蒲湯で。

    穢れを祓うための禊です。

     

    土用は暦の上では昨日までですが

    今年の立夏は5日の16:35分頃なんですね。

    疲れがすっかり抜けるのは

    8日の月曜日あたりでしょうか。

    そういうことを考えても、5日に菖蒲湯に浸かるのは

    とても身体に良いことがわかりますね。

    血行促進、リラックス効果、神経痛などの効能が

    期待できるそうです。

    自宅でこうして飾りつけると自然と手が合わさります。

    ご家族の無病息災を願い、日本の豊作を願う。

    祈りのある空間には、見えない力が守ってくれる。

    そんなことも感じています。

    是非、ご自宅でお楽しみくださいませ。