• Jul 12 2015

    哀しみの日には

    皆様は喪服をどのように考えていらっしゃいますか? 黒で地味な、年齢を考えずに長く着られるもの・・ そのように考えてご用意される方が多いでしょうね。 訃報は突然・・やってくるものです。 社会人になったら一番最初に喪服になる洋服を 用意しておきなさい。そう母に言われました。 喪服なんてどんな物を用意していいのか分からず 母にお願い致しましたら、返ってきた言葉が 「自分の気持ちが込められる洋服を選ぶのに 人に選んでもらう馬鹿がいるか!」と叱られました。 決まりごとは光ったボタンやサテンのような生地はダメ。 スーツ下に白シャツなら良いが、基本黒一色で。 ミニスカートもダメ。夏、肌が出るのはダメ。 秋冬はしっかりした素材で。 春夏はあまりシワクチャにならないものを選びなさい。 フォーマル用で揃えることはない。 人生の幕を閉じる場面を送り出すときに、 自分が納得できない装いはするものではない・・という 母の哲学がありました。 実際ご葬儀に参列させて頂き、母の言葉に納得。 哀しみのときこそ、納得した装いをしなくては失礼だと、 そう感じたのです。手抜きなど許されない・・ この30年以上、必ずSHOPには喪服対応できる洋服を 1型か2型ご紹介しています。 突然の訃報を受け取ったときに慌てることなく 自分らしく、心から大切な方を見送ることができるよう そして、それはその時のために用意したものではなく 特別な日に自信を持って美しく装える服。 その想いを基本に考慮して選んでおります。 P1120363  P1120365   P1120366  P1120367 今年の夏物でご用意した喪服対応の洋服です。 心を込めて最期を見送る時、敬意を表すひとつの形が装い。 もし自分が見送られる立場なら・・・ やっぱり友人達にはお気に入りの美しい装いで手抜きせず 見送って欲しい・・そう思うのです。 皆様はいかがでしょうか?