• Mar 15 2019

    ファッションが教えてくれること

    季節の変わり目は必ずその季節のお洋服の点検を

    お願いしております

    一番最初にして欲しいのはボトムのサイズです

    そしてファブリックの状態

    小さくなってしまったサイズのものは必ず外に出して

    処分するのか リフォームするのか考えてください

    二番目は ジャケットなどの羽織もの

    三番目は ワンピース

    四番目は ブラウス ニットなどのトップスの単品

    五番目に コートなどの重衣料

    1~5までを見ていくうちに 色の点検もできます

     

    新しい季節はどんな装いをしたいかのアウトラインを

    頭の中に描いたら お店へ行ったときの目安になります

    まぁ 頭の中に描いても お店へ入ったら

    全く違うお洋服を購入してしまう事の方が多いのですけれど

    それでも 色やアイテムなどのお手持ちが分かっていると

    簡単にコーディネートできるものを選べます

    衝動買いをしたとしても お手持ちのお洋服に

    ぴったり合う という嬉しいお買い物にもなります

    何年お召しになっても飽きずに毎年袖を通すお洋服には

    運という見えない応援があるように思えます

     

    但し それは きちんとお手入れがされていなければ

    古い 時代遅れの 過去の自分から成長できないままの

    運が逃げていくアイテムにしかなりません

    ファッションは不思議なツールです

    時代の先端を識り その時代の文化や経済までもが

    装いには知らず知らずのうちに表現されています

    現代に関わらず 戦国時代も江戸時代も

    その時代の人々が身につけてるもので 時代考証が

    できる・・貴重なツールですね

     

    この仕事に携わって42年

    そして興味を持って調べた 18世紀~19世紀の装い

    人間が個人の魅力を先ず表現する為に使ったアイテムが

    装うことでした

    それは 今も変わらないように思います

     

    背伸びすることも 等身大でいることも

    それは個人が決める事で 干渉することではありません

    価値観という感性が 他人の意見で変えられることが

    あってはなりません

    あくまでも 今日の私は明日の私を作っている・・

    これだけを意識していたなら

    きっと 素敵な装いと共に 素敵な言動が

    ご自分と回りの方々を幸せにしてくれるのではないかと

    私は思っています

     

    装いが先か 言動が先か・・分かりませんが

    確かに 装いによって言動が変化することがありますね

    そう考えますと 重要なお役目が装いにはあります

    人生を作り上げていくうえで

    他の誰でもない 唯一無二のご自身の美しさを築く

    そんなツールなのかもしれませんね

     

    季節が巡ります

    是非 クローゼットの点検をなさってくださいね