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Jul 28 2016
原点
NHK朝の連続ドラマはご覧ですか?
「とと姉ちゃん」
「暮しの手帳」をこの世に出された大橋鎮子さんが
モデルですね。
「暮しの手帳」は母の読み物でした。
私の世代はお母様からの影響が多いと思います。
小学校低学年のころからうっすら覚えています。
「暮しの手帳」と「中原淳一」は1セットでした。
母にとって、この1ページ、1ページが
宝物のようなひとときだったんだろうと思います。
昨年新装出版されたポケット版
大橋さんが49歳~54歳まで連載で書かれたコラム、
「暮しの手帳」のなかでも大変人気のページだったとか。
今から47年ほど前の文章です。
日常のさりげないひとコマを愛情あふれる視点から
何ひとつとして見逃さないという好奇心が伺われ、
読んでいてワクワク致しました。
一日をいかに大切に過ごそうか・・
戦争を経験してきた方だからこそ、この何気ない幸せを
心から喜び全う出来たのでしょうね。
学びが大きいです。
編集長花森さんのデザイン集 1956年5月号表紙
その文章を更に美しく輝かせてくれたのが
編集長花森さんの挿絵。
夢があり、優しくて、愛情を感じます。
生活が便利になったら、感性が薄れました。
この手を発揮しなくなりました。
そして、足元に咲いている小さな美しい花に
まったく気がつかなくなっているのでは・・・
そんな反省を私はしております。
様々なことが変わろうといている今、
大切なことを見過ごさないように暮らしたいですね。
朝起きて、一日を快適に過ごせる力になれる、
そんな装いをこれからもご提案して参ります。