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Jan 4 2017
渡辺和子さん
シスター渡辺
ご存知の方は大勢いらっしゃるでしょう。
「置かれた場所で咲きなさい」のご著者ですね。
2016年12月30日に天へ召されました。
訃報を伺ったとき
「あ・・・またお一人、愛に満ちた方がいなくなった」
心から寂しいと思いました。
2月1日に佐藤初女先生が亡くなられ
年月が過ぎ行く事は、お別れを覚悟することと
今更ながらに実感致しましたとき
ふと、シスター渡辺を想い
どうかお健やかにお過ごしください・・と
願いました。
まさか、今年のこの暮れ迫った時期に
天に召されるなんて・・思いもよりませんでした。
もう少し、あの澄み切ったお声で
お話しをして頂きたかったですね。
シスター渡辺のCD
旭川生まれということ、
マザー・テレサの通訳をされたことなどがきっかけで
シスター渡辺のことを知りました。
もう何十年も前のことです。
宗教学のご著書を含めると30冊近くあると思いますが、
私はCDの講和集が一番好きです。
声にはお人柄が表れると言います。
澄み切った優しい声ですけれど力強い。
哀しみ、苦しみ、痛みを全てご存知だからでしょう。
それを全て愛情に変えて与え続けてきた方。
忙しい合間にこのCDを聴きますと
冷静に足元を見つめなおす機会になります。
すぐ隣で
背中を撫ぜながら「大丈夫よ」なんて
そんな錯覚に嬉しくなるのです。
そして
年齢を重ねることの意味を諭して頂ける。
絶対になれませんけれど
私も息を引き取るときには
ほんの少しでも「愛ある人」として天に召されたい・・
そのように思うのです。
今年はどうぞ、
大切な方々がお健やかで過ごされますように。
ご興味の湧いた方は
是非、CDを購入して聴いてみてください。
心が洗われます。