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Apr 20 2017
休日
昨日は国立新美術館と赤坂アクトシアターへ
妹の誕生日のプレゼントとして行ってきました。
国立新美術館では「ミュシャ展」に心揺さぶられ
赤坂アクトシアターでは歌舞伎を堪能。
愉しい休日になりました。
中村屋贔屓の我が家は、歌舞伎は中村屋のみです。
歌舞伎座に限らず鑑賞します。
おっかけです(笑)
国立新美術館では
草間彌生さんの展示会も開催されていますので
館内のチケット売り場には既に250人の行列・・
まだ10:40分頃だというのに驚きました。
外のチケット売り場は150人ということでしたので
そちらで購入。
そんなに待たずに鑑賞することができ
ホッと致しました。
「ミュシャ展」はスラブ叙事詩が国外初展ということで
平日にも関わらず大変混雑していました。
それよりも「草間彌生展」の大混雑には驚きました。
お会計待ち1時間のプラカードが・・
大変な人気なんですね。驚きました。
ここのところ、上野の美術館ばかりでしたので
ちょっと新鮮な感動がありました。
場所柄でしょうね。来館されている方のお洒落なこと。
特に、60代~の方々のハイレベルなお洒落さに
目を見張りました。
チケット売り場での人間観察が、大変刺激になり
年齢の重ね方の美しさを改めて実感致しました。
ミュシャ展を鑑賞する前から満足感が(笑)
さながらミラノのマダムかパリのマダムか・・
フランス語が昨日はとても耳に残り
まるで、ヨーロッパにでも居るようでした。
お一人、忘れられない女性がいました。
外国人のマダム、60代後半・・70代前半くらい
真っ白のミラノリブのロングカーディガンに
白のインナーでハイスタンドの衿にブローチを
紺のストレートパンツに、エナメルのローファー
生成り色の帽子に大きめのサングラス。
帽子のデザインがとっても素敵で・・・
とても、ベーシックなスタイルでしたが
大変モダンで、ハイレベルな装いでした。
小柄な女性でしたので日本人と思っていましたら
外国の方でした。
イタリアのマダムの薫りがプンプンしましたけれど
それは定かではありません。
魅力的な方は、やはり積み重ねられた
美しさだと思うのです。
それはどの年代になっても、妥協しないということ。
常に、アンテナを立てているということ。
今を生きる・・ことを理解している、ということ。
相応しいという言葉を理解している、ということ。
その為には、どの年齢でも楽しんでいる、ということ。
だから、潔い美しさが醸し出されているのだと思います。
モダンで流行を取り入れていても
やっぱり、その方の個性が表れていて真似されない。
それが年齢を重ねた方々の美しさである・・と、
昨日はつくづく感じ入りました。
私も既にその年齢。
美しいという年齢の重ね方をしなくてはいけないなぁ~と
固い決心をした一日でした。
ミュシャのスラブ叙事詩は素晴らしい大画でした。
6月5日まで開催しています。
感動が静かに押し寄せてくる・・そんな余韻を
今、私は感じています。
皆様はどんな感動をお持ちになるのでしょう。
鑑賞された方は、ご来店の際にお聞かせくださいね。