-
Jun 22 2017
生活を愉しむということ
若い頃から生活スタイルということに
とても興味がありました。
それは小学生の頃迄遡ります。
インテリアというものが大好きでした。
初めて子供部屋をもらったときは
1週間に一度は模様替えをしました。
普段はこき使うとふくれる妹がその時だけは
とても良く動き、面白がって手伝ってくれたものです。
商売を営んでいた我が家は
素敵な家というものからはほど遠く・・・
住み込みのお姉さんが常時4人ほど居て
それはそれは賑やかでごちゃごちゃしていました。
反面教師という言葉がありますけれど
まさに、私のインテリア好きはこのような環境から
生まれた感性だと言えます(笑)
生活スタイルを整えたいという願望が強くなりました。
願望という欲は必要なことである・・と実感致します。
母方の実家は旅館でした。
私は祖母からたくさんの工芸品を教えてもらい
器や家具などの生活道具にも興味を持つようになり
その趣味はこの年齢まで続いています。
いつかお店でもご紹介するようになれたら・・
若い頃からの希望でした。
洋服屋を始めて知った事は
装いを大切にされているお客様は
生活スタイルをとても大切にされているということ。
装いは生活の一部に過ぎず
食・住がやはり整ってこその装いだと実感致しました。
楓の椀・皿 拭き漆
漆器は大好きなアイテムです。
中々高価だから揃えられないという言葉を聞き
見つかったのがこちらです。
椀¥2800+税 皿大¥3000+税 小¥2400+税
フォルムが和食だけに拘らないので気に入ったものです。
お椀でも小鉢でも、デザートボールにも
発想がとても柔軟になります。
とても美しい仕上げです。
お陰さまで在庫はわずかになりました。
杉二段重箱¥18000+税
このお重は本当に美しい。角が全て挿し木です。
お客様優先ですので、我が家もやっと手に入れました。
先日、器やさんを経営している方が「安い!!」と
驚いていました。
私もこれは自信を持ってお薦めできます。
この大きさならお菓子を入れても宜しいですし
何と言っても、毎日の食卓に器としてお使い頂くと
とても贅沢なひとときになります。
若い頃、仕事が忙しく帰りが遅くなった日は
母が残り物のおかずを重箱に詰めておいてくれて
とても嬉しかったことを覚えています。
それがきっかけで日常使いになりました。
木の器には大橋さんの鎚起銅器を添えたら
とても洗練された食卓ですね。
出来あいのおかずでも、器で美味しいと思えます。
お疲れのときには、是非、器ご馳走をお試し下さい。
きっと、お疲れも癒されることでしょう。