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Nov 3 2022
文化の日に思うこと
今日は文化の日・・気持ちの良い一日となりましたね
週中の祭日は明日の事を考えると 近場の外出が一番です
そんな事がやはり関係あるのでしょうね
お買い物袋を提げている方が少なくありません
AVANTIも久しぶりに 新規のお客様がいらっしゃり
嬉しい祭日になりました
秋は芸術を愉しむ季節というのはいつ頃からなのでしょう
紅葉が綺麗ですし 食べ物も美味しいというのがあるから
なのでしょうか?
でも やはり10月後半からそんな気分になりますよね~
美術館巡りしたいなぁ~とつくづく思います
想像力という力は何で養われるのか・・と時々考える事が
あります 持って生まれた力というのもあるかもしれない
ですが やはり幼児から思春期にかけての過ごし方が一番
その力を育むのには影響があるかもしれませんね
その時の経験が大人になって癖という感覚で残り それが
感性というものになっていくのでしょうね
同世代の方達は アナログの生活の中で独自のアンテナを
張り巡らして様々な情報を入手して 美術館・舞台・音楽
本などと出会ってきたと思います その入手した出会いは
自分の好奇心が引き寄せた宝物となっている事でしょう
おそらく年齢を重ねてもその引き寄せ術が衰えていないと
私には思えます
偶然やたまたまという出来事は 心の奥深いところにある
希望や想いが引き寄せると聴いたことがあります
そんな愉しいハプニングを経験し続ける為にも 芸術の秋
を愉しまれてくださいね
美術館へ行きたいなぁ~と思うと 絵画等の芸術に纏わる
本を引っ張り出して再読しますが 購入した時とは全く
違う感覚で新鮮な気持ちになります
お店の本棚は絵画・器・室礼・ファッションに関する本を
入れてあります
このちょっとボロッとしたグレコの本は20歳くらいの時
青山でオープンしたての洋書屋さんで購入
英語なので全く読めませんでしたが 素敵な絵画が沢山
掲載されていたので毎日のように眺めていました
それ以来 グレコの大ファンです
いつか必ず スペインのトレドで本物を鑑賞する・・と
そんな夢を持ち続けていた20代
この1冊の本がきっかけになりスペイン在住の千穂さんと
お友達になれたんじゃないかなぁ~と思ったりするのです
ロダンの恋人だったカミーユ・クローデル
この女性はロダンのお弟子さんでしたので彫刻家です
激しい性格のゆえ 破局をして精神的に崩れた半生の
ノンフィクションです カミーユの作った彫刻は女性の
繊細さにとても女性が制作したとは思えない大胆さが
素晴らしいバランスを醸し出しています
その作品には彼女の生きざまが映し出されているのだと
思います 独立心の強いフランスの女性というイメージが
無い物ねだりで憧れましたが 結局は精神病院で最後は
亡くなってしまうという波乱万丈さがドラマティックで
切ない人生でした
2017年にパリから1時間ほどで着く街に美術館が開館
されて やっと沢山の作品を見られるようになりました
今後行けるようになるかなぁ~
20代30代は 自立した強い女性にとても憧れていて
伝記物や書簡集などを読み漁りました
でも 憧れだけで自分は何者にもなれませんでしたけど
刺激をたくさんもらったのは 何かの役に立っているかも
しれません(〃艸〃)ムフッ よね
ゴッホの書簡全集も35歳くらいの時に入手しました
時々 このように絵が添えてあるんです
この絵がとても詳細にその時のことを表現しているんです
それゆえに・・
苦しく とても悩んでいるゴッホの息遣いが伝わってきて
とても切なくなるので 未だ完読できていません・・
死ぬまでに読めるかなぁ (;´∀`) 自信はありませんね
でもこうした30年以上前に購入した本を眺めると
その年代に何を想いどんな夢を持っていたのかを思い出し
そして 改めてこの年代で本を開くと 又 別の世界が
見えてきて 想像力というものは何歳になっても育む事が
出来るんだということに 感動したりします
11月は少しそんな時間を作ることで ゆったりした
時の流れを味わうのも良いのかなぁ~と思いました
皆様の愛読書はどんなジャンルですか?
何か良本がありましたら 是非 ご紹介下さいね💗