• Nov 17 2022

    素敵な色づかい

    今朝のニュースでシンガポールのSHEINというファスト系

    ファッションが人気だという放送を見て驚きました

    尤も そのインタビューに答えていたのは中学生や高校生

    でしたが 中には20代・30代の社会人も居て 時代は

    確実に変わろうとしているのを感じました

    毎月大量の新作を発表して販売 低価格という言葉では

    表現できないほどの安さ これってリサイクル?と思う程

    とにかく安いのです 

    週3日で買い物を続けても 大した金額にはなりません

    「持続可能な」と言う言葉が一般化して企業の合言葉と

    なっているこの時代に こういう真逆なことがブームに

    なっていく・・

    変化が起きる時は こういう変わらなくてはならない事が

    大きく膨らんでいくのかもなぁ~と そんな事をぼんやり

    考えながら ニュースを聴くでもなく見ていました

    遠くをみつめるような感覚で時代錯誤のようなこの事態に

    言葉を失ってしまいました

     

    遠い昔 裸でいることが恥ずかしくなって身体を隠す事を

    考え 布を巻き付けることから 暮らしの中で洋服に変化

    時代と共に 身に纏うもので権力や財力を表現していった

    そんな中で植物から繊維を作ることを覚え織り機を発明

    自己表現を始めたのはきっとその頃からなのではないかと

    思います 長い歴史の中で育まれた身に纏うという行為は

    守るという行為の表現だったのでしょう

    その証拠に顔の入れ墨も身に付けるアクセサリーも悪を

    祓うというおまじないが付き物でした

    当然洋服にも祓うための柄や紋などを縫い付けて狩りへ

    出かけていく男達のお守りにしました

    日本の吉祥柄もそういう事から生まれたものです

     

    明治時代までは 子供の着物の背中には背守りという印を

    付けていました 着物には背中の真ん中に縫い目があり

    その縫い目に背後を守るという意味を見出していたのです

    子供の着物にはその縫い目が無いために 赤糸で吉祥柄を

    縫い付けていたと聴きます

    私の母は着物が大好きな人でしたので 姪達のお包みには

    この背守り的な刺繍を縫い付けていました

     

    洋服はやはり自分を守るものであって欲しいと願います

    一歩外へ出るときは 自分自身を輝かせる守護を纏う・・

    それくらいの気持ちで洋服を選んで欲しいです

    価格の問題ではありません 安かろう悪かろうではなく

    高いから素晴らしいでもなく 今の自分が購入できるもの

    そしてその洋服を纏うことが自信につながること

    更には 長く大切に着用できること

    この想いは20歳でこの仕事に就いてから変わりません

    仕事を続ける年数に限りが出てきましたけれど (;´Д`)

    引退する日がくるまではこの想いで続けたいと思います

     

    さて 今日の新商品をご紹介致します

    とてもシンプルで着るシーンを選ばないワンピースです

    コートインにこれからの季節にはピッタリです

     

    身頃は薄手のモヘア生地 フワ~と軽いのが特徴です

    お袖はヘリンボーンの生地でゆったりとパフスリーブです

    お袖がフワッとしていてもコートインには問題なし

    かさ張らない生地ですのでご安心ください

    手首はカットソーでピッタリしているので暖かさがあり

    腕まくりも楽にできます

    お正月 エプロンをしてキッチンに立ってもストレスを

    感じません(*´▽`*) 袖口が汚れる心配がないですもん

     

    お色は3色です サイズはフリーです

    クリスマスやお正月のホームパーティーに如何でしょう

    勿論 外出にも最適ですよ(〃艸〃)ムフッ

     

    もうそんな事を考える季節になりましたね~