• Mar 27 2023

    ちょっと ひとりごと

    毎回 長年の上顧客様のS様から雑誌を2冊寄付して頂き

    恐縮しながらも ウキウキとその時を待っているという

    図々しい私です

    だって高い雑誌なんです プレシャスと和楽ですもん

    本当に有難いの一言です

     

    4・5月号の和楽には「茨城のり子さん」の特集が掲載

    わぁ~嬉しい💖となりました (〃艸〃)ムフッ

     

    茨城さんの詩を初めてよんだのは30代の苦しかった時期

    たまたま手にした詩集でした 

    短い言葉で心に響くものが欲しかったんです

    何かを求めていると その時期に勘というものが働きます

    私はそれを 「神様からの贈り物」と言っています

    心の内をあまり話すことは子供の頃から苦手でしたので

    心が悪いものでいっぱいになった時は 文字に救いを求め

    本を漁る・・というのが 私のひとつの逃げ道でした

    ですから 子供の頃は伝記ものが何しろ好きでしたね

    名言というか その生きていた人が遺した言葉の重みに

    子供ながらに心が満たされていました

    今でも ノンフィクション系は好きです

    小説も ノンフィクション×フィクションが堪らなく好き

     

    茨城のり子さんの詩を 再読したのは2004年

     

    父が他界したことで 心を平常心にしたいと思いました

    「汲む」「自分の感受性くらい」

    「わたしが一番きれいだったとき」大好きな詩です

    2年後の2006年に亡くなった事を知った時は とても

    寂しく 又一人 憧れの女性が居なくなってしまった事が

    残念で仕方なかったです

    そういえば 母の病室で読売新聞で須賀敦子さん逝去の

    記事を読んだときも 母と重なり哀しく寂しい気持ちに

    なったことは 今でもはっきり覚えています

    その10日後に母が亡くなり 時代の流れと命の終わりは

    世代交代のバトンなんだと思いました

     

    小説は読み始めると夢中になり 次が気になるので一気に

    読んでしまうという感じですけれど 詩はじっくりと

    向き合わないと言葉が身体の隅々まで浸透しません 

    身体の隅々まで 言葉の力を感じたい時 私は詩という

    媒体や若松英輔さんが書くような随筆本を読んだりします

    心から共鳴して感動したり 涙を流したり 時には驚き

    自分の狭い世界観を広げてくれるのは 私の場合は本から

    得る言葉です

    その年代年代で経験した事を学びに変えていけることは

    年齢を重ねた時に 必ず自分自身の豊かさとして残ります

     

    豊かさを考えるということが コロナ禍で見直されました

    でも 何となくそれも商業ペースだなぁ~と私には感じて

    (あまのじゃく 笑)

    物とかじゃなくて 心の隅っこを眺めて見なければ

    本当の豊かさなんて分かりっこないと思っちゃうんです

    このコロナ禍で 私の読書三昧が再燃して 読み返したり

    新しく購入したりと 寝ても覚めても本の虫 (〃艸〃)

    そんな中 再発見したことは 私が感じる豊かさはやはり

    言葉というツールに隠されていました

    皆様が考える豊かさはなんですか?

    そんなことを考える時間もまた 豊かだなぁ~と思います

     

     

    大切な言葉を教えてくれる長田弘さんの詩集もおススメ

    「小さな本の大きな世界」は135の本が紹介されていて

    挿絵が酒井駒子さんの可愛らしいイラストというのが最高

    心にポッと光を灯してくれるんですよ

     

         今日は ひとりごとにお付き合い頂き

           ありがとうございました