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May 15 2023
一ヶ月に1回だけ
珈琲というちょっと大人の薫りが漂う飲み物に出会って
55年程になります・・
小学校6年生のときに お友達のお母さんが経営している
喫茶店へ立ち寄ったときのこと・・
日本舞踊を一緒に習っていた彼女はお金持ちのお嬢様で
お母さんは札幌市で趣味的に喫茶店を経営していました
滅多に札幌市でお稽古は無かったのですけれど その日は
発表会が近かったので 衣装合わせやカツラ合わせがあり
札幌へ行きました
全て終了した後 母とそのお店へ立ち寄り珈琲の洗礼を
受けたのですが 勿論それは薫りのみの洗礼であり珈琲は
子供の飲み物では無いと母は一蹴し 私にはレモネードを
注文してくれました まぁ レモネードも十分興奮する
美味しく美しい飲み物でしたけれど (〃艸〃)ムフッ
記憶の中に残る サイフォンで淹れた珈琲
理科の実験みたいな機械だなぁ~とうっとり眺めていた事
家では見たことのない とっても華やかでデコラティブな
カップ&ソーサーで出てきたこと
食べたいなぁ~と思いながら見惚れた角砂糖
ゆっくりミルクを入れる母の指先の下で とっても綺麗に
渦巻く白のラインを ちょっとドキドキしならが見ていた
ことは今でもはっきり覚えています
大人になったら・・あれもこれもやってみたいと思える
そんな経験が感性を作り上げていくのかもしれないなぁ~
私にはお茶時間というありふれたひと時がとても大切です
多分それは 子供の頃に憧れたものをそのまま持ち続けて
いるからなのだと思います
珈琲は12歳の私に海外との接点を魅せてくれたものかも
しれません
皆様にはどんな想い出がありますか?
子供は駄目と言われた珈琲をブラックで飲むようになった
のは19歳の時 ジャズ喫茶での経験でした
母のようにゆっくりとミルクを入れて美しいカップの中の
景色を見たいと思いましたが あの空気感ではブラックが
やはりイケていました(笑)
とは言っても 今思い返せばアメリカンのような薄い珈琲
それが美味しいのかまずいのかは 正直分かりません
珈琲に衝撃的な出会いは「大坊珈琲店」でしたね~
友人の「珈琲 利」さんはそんな大坊さんを目標に焙煎を
してきた人です 手焙煎でゆっくりじっくり時間をかけ
焙煎をして 焙煎後ピッキングを丁寧に行い袋に入れます
ピッキングでその珈琲の良し悪しが分かるほど重要な作業
粉で購入すると分かりませんが 豆で購入すると一目瞭然
仕事への情熱と姿勢が分かります
豆の大きさが均等でしょう!綺麗に黒光りしています
深煎りですけれど 苦味は口当たりに強くなく 最後の
甘味が口中に広がって美味しいんです
5月3日に購入した珈琲豆専門店の豆
大きさもバラバラ 中には絶対に入っていては駄目!!
な~んて右の豆まであったりして驚きました
粉になっていたら絶対に分からないことですよね~
でも 飲めば分かります 薫りもなく酸味だけを強く感じ
ガッカリしました
「珈琲 利」さんと同じ値段ですよ・・プロとしてどうなの
そんな感想を持ちながら 自分も気をつけなくていけない
そう思いました
利さんの珈琲は1ヶ月に1度だけ販売しています
ご予約をして頂ければ 確実にご購入できます
ご希望がありましたら 豆か粉の何れかと個数をお知らせ
ください
お待ちしています
私は手織り麻のフィルターを使用しています