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Jul 23 2023
幸せを噛み締める
日本だけが異常気象に悩まされているのではない・・と
分かってはいましたが こうして各国のニュースを見ると
これからの時代がどうなっていくのだろう・・と考えます
今日はイタリアのミラノでは卵ほどの大きな雹と竜巻が
襲い 冠水したと知りました
こんな状況を考える時 何故 いつまでも戦争を続けてい
られるのか理解に苦しみます
終戦記念日が近づくと やはり ロシアとウクライナの事
が何故・・と考えてしまいますね
21世紀は 様々なことで世界中が協力し合うことが重要
なテーマになるのにも関わらず 何故人間はこうも強欲に
駆られてしまうのでしょうか
自然が破壊され 生態系は崩れる寸前 人間が楽になる事
ばかりを考えて 共に暮らしている動物や植物のことは
全くお構いなし・・権力のある人たちが自己中心的なので
変わりようがありませんね
でも 何かできるはず・・
大きなモールの営業は10:00~20:00迄
百貨店なども週一の定休日を設けて営業をすればかなり
違ってくるのではないでしょうか
こんな事態になっても そこを変えない事自体に問題が
あります 家庭での節水・節電を求める前に大手企業の
仕事の仕方を見直すことをしてくれ!と思います
休みだと知ったら行きませんよね? そして営業日には
ウキウキしながら行くでしょう 総売り上げは変わらな
いんじゃない?? 働いている人もメリハリがあるって
もんですよね~(*´▽`*)
危機管理が無さ過ぎます (~_~メ)
少しでも 出来る事から始めなければ・・大変なことに
なってしまいます
この世界から 感動をするという瞬間がなくなってしま
ったら・という事を考えたことはありますか?
美しい 美味しい 愉しい 幸せ・・人間として生まれ
たら味わって良い特権だと思うのです
でも戦争が始まればそのような感情は味わえなくなる
災害ばかりが続けば 生きることだけが精いっぱいになり
そのような感情は悪になる
戦争も大きな災害も知らない私は 経験した事が無い事を
幸せだと思う反面 恐怖にも感じます
だからこそ 先人の歩んだ道に遺された記憶のような物を
言葉をたくさん知りたいと思っているんです
そこには 美しいものだけではなく 苦しみや悲しみの痕
跡も感じ取れて まるで自分も経験しているのではないか
そんな疑似体験もできるから まぁ軽い経験ですけれど
想像できる力がつくように感じます
子供の頃に聖書と出会い イエス・キリストという人に
大きな興味を持ったことがきっかけで 宗教を学び始めま
した とは言っても独学ですから偏ってはいますけれど
そこから 「天正遣欧使節団の4人」に至り欧州の文化に
特に絵画や建築に惹かれていきました
20代前半に洋書店で見つけたエル・グレコの本
洋書ですから英語ですので チンプンカンプンですけれど
絵に大きな衝撃を感じ 擦り切れるほど見た大切な本です
若い頃 天正遣欧使節団の本も何冊か読みましたが
40代で読んだ「グレコのスペイン」では ちょっと想像
が膨らみ もしかしたらトレドであの4人をグレコは見て
いたんじゃないか・・と思ったり
50代で若桑みどりさんの文庫になった本を読んでみたら
心がえぐれるほど 哀しい気持ちになりました
遠藤周作さん作「沈黙」のキリシタン迫害の文章を思い出
して 更に辛くなりました
本は年代で感じることが少しづつ変化してきますね
2013年1月にグレコ展が東京都美術館で開催されて
とても嬉しかった
光と影の描写はこの時代の最たる表現法だと思います
私はこの時代の絵画から 色のヒントを貰い洋服に反映
することが多いんです
上の図録の表紙の絵にしても 組み合わせが絶妙です
平和な時代だからこそ こんな贅沢な感受性が磨かれる
だからこそ 今 何かできることを探して幸せを噛み締め
過ごしていけたらいいですよね~
大暑お見舞い申し上げます
くれぐれも お身体をご自愛くださいね