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Dec 5 2024
中野紘子展開催致します
ご縁というのは 自分がどのようなご縁と繋がりたいかを
はっきり明確にしておかなければ 中々繋がらないもので
心の中に思い描いていると タイミングの良い時期に
偶然と思うような 驚きの出会いが必ずあるものです
群馬県伝統工芸品に携わっている中野紘子さんとのご縁も
正にそんな出逢いでした
中学1年生でこちらに引っ越して来たとき 最初に声を
かけてくれた女の子の家業は養蚕業でした
養蚕???と言われても何だか分からず 家に招かれて
初めて知ることになったのですが お蚕を見た時の衝撃は
言葉になりませんでした
桑の葉を食べている音 もさもさと動いている様子・・・
足の無い くねくねとした動きの虫は泣きたくなるほど
嫌いな生き物 手の平に乗せられたときは倒れそうでした
でも その子のおばあちゃんが「可愛いでしょう」と
しみじみと愛おしそうに言うので 「はい」と言って我慢
しているうちに 黒い小さな点のような目が可愛く感じて
その内 手の平に広がる温かさが子供の頃大好きだった
モスラーに感じて 人間を守ってくれている英雄のように
思えてきたんです (〃艸〃)ムフッ 命の温かさかなぁ~
不思議な経験でした
そして真っ白なあの姿になったのを見せてもらった時は
感動しました 本当に感動しましたね
「これがうちの正業で だからお蚕さまって呼ぶんだよ」
そう聞いた時は 子供ながらに身が引き締まる思いでした
美しい繭を糸にして染めて 美しい布に織り上げる人に
いつか出逢ってお話しを聴いてみたいなぁ~と思いました
子供心にそう思えたのが 中野さんへと繋がったのかも
しれませんね
しかも 中野さんは全ての工程をたったお一人でされる
繭から糸を生み それを草木で染めて 機織りをする
凄いことなんですよ~ 糸まで作る人 染織して織る人
そういう分業が多いんです
でも中野さんは全てを一人で完成させています
ここ数年はテレビや雑誌にも取り上げられていますので
私としても大変誇らしい気持ちです
富岡製糸場が世界遺産に登録され その技術を継承して
いる方は極少人数です 座繰り染織という古来の方法で
ご自分の作品作りをされている中野さんの美しい織物を
是非 ご覧頂きたいと思います
写真のストールは以前の作品ですので同じ物はありません
ストールの他に 敷物も展示されると思います
これら6点は私物です 全て中野さんの作品です
敷物はかなり使う頻度が高くとても重宝致します
ちょっとした贈り物にも喜ばれると思います
中野紘子さんの手から生まれた美しい奇跡をご堪能下さい
12月13・14・15日 AVANTI於
全日程 中野さんはいらっしゃいますのでお話しを
伺いながら手に取ってお選びください
お待ちしております