• Aug 12 2021

    好きなもの

    欧州の中世後期頃~ルネサンス期の建物や芸術が好きです

    ワクワクするというか ドキドキするというか

    感動のあまり 涙がこぼれてしまうほどです

    でも服装の歴史では 何と言っても19世紀後半から

    20世紀前半 1890年~1930年代が好きです

     

     

    この本を三菱一号館美術館で見つけたときの嬉しさは

    飛び跳ねるほどでした

    この日はパリのオートクチュール展を開催していて

    世界でたった1点しかないオートクチュールのドレス展

    それはそれは美しいとしか言葉が見つからない程

    何度も見直しては行ったり来たり・・

    帰りたくなかったです(笑)

    当然図録も買い 更にこの分厚い大きな本も買って

    腕が抜けそうに痛かったことも 感動と同じくらい

    覚えています

    「POCHOIR」フランス語でポショワールと読みます

    西洋版画の一種です 写真製版が発達していない時代の

    主流の技法でした 1900~1925年が頂点を極めていました

    フランスの高級ファッション誌「Gazette du Bon Ton」は

    一流のデザイナーの洋服をイラストで紹介していました

    今のように写真を上手く取り入れられなかったので

    その頃の人気イラストレーターに手書きさせたものを

    ポショワール技法で印刷させた雑誌だったそうです

    もう 本当に贅沢ですよね

    写真なんかより イラストの方が想像力を駆り立てられて

    とっても素敵だと思います

    この本には そのファッション雑誌のことも紹介してあり

    イラストがとても素敵なんです 文章は英語なので・・・

    分かりませんけれど ( ;∀;)

     

     

    このイラストはまさにその雑誌に掲載されていたもの

    1921年のものですから 今年で100年になりました

    10年程前に軽井沢にある老舗の画廊で見つけて

    何種類か飾ってありましたけれど このドレスが気に入り

    即答で決めました

    これを持っていたので 尚更 この分厚い本が欲しかった

    Gazette du Bon Ton のことが紹介してあるページは

    とても感動しました 文章は分からなくてもね(笑)

     

     

    美術館に行きたいですね

    美しいものが見たいですね~

     

    この図録も本もお店に置いてありますので 

    ご興味のある方は是非ご覧になってくださいね