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Dec 12 2022
伝統柄
毎朝妹は 愛犬の散歩へ行く前に漢方の煎じ薬を火にかけ
出かけます 匂いは全く違うのですが 父も毎朝煎じ薬を
くつくつと煮だしていましたので 朝のその時間は父との
想い出を否が応でも振り返る時間となるのです
病が発覚して緊急手術をしたのが12月でした
母が亡くなって9か月後 まだ心の整理がつかない最中で
父・私・妹のそれぞれの心の中は揺れ動いていました
父は丁度 今の私の年齢でした・・
今年は多分そんな事も重なって 色々と思い出してしまう
のかもしれません
皆様はお父様との想い出はどんなことなのでしょう
20歳から一緒に仕事をしてきましたので ぶつかった
想い出の方がたくさんあるのですが 仕事で伝授された
ことをちょっとだけ書いてみます (〃艸〃)ムフッ
洋服屋が生業ですから お洒落でした
生地 色 シルエット 一貫して選ぶものは決まっていて
体形も変わらなかったので 何十年も着用していたのだと
遺品整理のときに思いました
初めて展示会で発注する際に教えてくれたことが生地
生地の種類を触りながら教えてもらいました
そして縫製 柄合わせ 肩のライン 始末などを必ず
点検するように言われました
そして柄 洋服の生地にも何十年と変わらない柄があり
それは伝統という枠の中で大切に受け継がれているものと
知り とても興味を持ち好きになりました
千鳥格子とグレンチェック アーガイル タータンなどは
本当に生まれた頃から傍にあった柄ですもんね
シーズンで発表されると絶対に発注する柄になっています
仕入れの時の想い出が今では私のお守りかもしれませんね
12月に入ると春を意識した商品が入荷致します
その第一弾はこちらです
グレンチェックのスカート
グログランのテープがアクセントになっています
このスカートのシルエットは別珍レースのスカートと同じ
とても美しいシルエットです
このシルエットは流行は関係なく長くご愛用頂けます
サイズさえ変わらなければ・・ですけど( ´艸`)
伝統柄はその時代の流行りスタイルであっても不思議と
長くお召し頂くことができます
それは 伝統という長い歴史の方が優るからだと 私は
思っています
明日はお休みになります
どうぞ宜しくお願い致します