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Sep 15 2017
ウィンザーチェア展
13日の水曜日 駒場の民藝館へ行きました。
「ウィンザーチェア展」が開催されているというので
仕事の合間に鑑賞して参りました。
長野市で開催されていた8月は水曜日が休館日とは知らず
折角行ったのに鑑賞できず
善光寺でお参りして 大好きなGOHONJINでランチをして
帰ってきました(笑)
でも きっと 民藝館での展示の方が
私には楽しめたのではないかなぁ~と思います。
同伴した妹もとっても喜んでいました。
中は一切 撮影禁止です。
ヨーロッパの椅子がとても違和感なく展示されて
日本の民藝品とのコーディネートも素敵でした。
旧柳宗悦邸
私は椅子が大好きで
初めてのお給料は飛騨高山のロッキングチェアに
全てつぎ込みました(笑)
生まれて初めて買った高額品(私にとって)でした。
母に「初めてのお給料は全部使いなさい」・・と
そう言われて
子供の時から欲しかったロッキングチェアを買いました。
何だか 仕事をしてお金を頂くことの嬉しさを
しっかり心に刻んだ瞬間だったように思います。
働くことの意味を 楽しさを
母は教えてくれたのだと思いました。
座るという動作に 様々な生活を思います。
勿論正座も然り です。
私にとって 正座は静座で心と向き合う場です。
椅子に座るというのは 心の解放に繋がる動作だなと
子供の頃から 感じていました。
そんな理由もあり 椅子に憧れるのかもしれません。
展示されているのはイギリスが主の18Cの椅子
特に心が惹かれたのは子供の椅子
こんな椅子に子供の時から座っていたんだね~と
羨ましくなりつつも
ふと 子供のころ夢中になっていたイギリス文学の世界へ
心は飛び 妄想の世界へ旅立つという
そんな愉しい時間を過ごしてまいりました。
椅子を見ていると いつの間にか
その時代背景まで 見えてまいります。
椅子には 人生を感じてしまうのです。
ウィンザーチェアをヨーロッパの民藝の代表として
あの当時 300点もの椅子を購入して日本に紹介した
柳宗悦とその仲間たち。
その功績がなければ ウィンザーチェアがこれほど
日本人に愛されることはなかったのではないかな・・と
そんなことを思いながら 鑑賞しました。
日本民藝館 月曜休館
目黒区駒場4-3-33
http://www.mingeikan.or.jp/
ウィンザーチェア展 9月7日~11月23日