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Dec 23 2017
冬至
「一陽来復」 陰極まって 陽となす
冬が終わり春がくること
悪い事が続いた後で幸運に向かうこと
冬至はこのような言葉で表現されています
この日を境に 日の出の時間が少しづつ早くなることに
様々な願いや祈りを込めたのだと思います
昨日22日は冬至でした
商売屋で育った私は 年中行事というのには敏感です
これは 母方の祖父母のお陰だと思っています
母の作るいとこ煮は南瓜と小豆に白玉団子が入ります
それが 我が家の冬至の邪気除けの一椀になります
今年の南瓜は心友のご主人作
冬至に食べてね・・と収穫したばかりの大根と一緒に
当日便で12月初旬に送ってくれました
私達にとっては こうしてお供えしておくだけでも
大きなご利益がある宝物のような南瓜です
昨年からは つまみ細工の可愛いお飾りも増えて
とっても華やかさが加わりました
可愛いですよね~
冬至には柚子も一役ありますので
こうして柚子もお供えいたします
柑橘類は「きつ」の言葉を「きち」に見立て
吉を呼ぶという言葉の盛り物になります
大きければ大きいほど 大吉になるので良いと聞きます
鬼柚子を飾れば 冬至を境に大吉が舞い込んでくる・・
そんな童話的な言い伝えが 私は気に入っています
見立ての文化は日本の特技
言葉の盛り物を知ったときは クイズのようだと
飾り物を見て 言葉の紐解きにワクワクしたものです
今でも そのような場面に合うと
何を意味しているのかを 考え 紐解けたときは
心の中でガッツポーズをすると同時に
その物に込めた想いに 心から敬意を払います
日本の文化は厳かに心に響きます