• Sep 30 2023

    憧れ

    ケープとかマントとかに憧れたのは小学生低学年のとき

    それはやはり本の中の世界で 海外の児童文学の挿絵です

    マフという毛皮の円筒形の防寒具を付けて マントなどを

    身に付けている少女の挿絵にうっとりしたものです

    クラッシックなコートの肩にケープが付いているのを見て

    母に編んでもらい セーターの上からそれを纏った時の

    嬉しかったこと・・冬になると必ず思い出します

     

    19歳の頃 ファッション誌は時代の流行を教えてくれる

    教科書でした

    世界情勢 文学 歴史 芸術 音楽など全ての分野の事が

    洗練された文体で書かれていて それを読むだけで大人の

    仲間入りをしたように感じたものです

    流行という言葉の通り 時代の流れを教えてくれました

    私がボーボワールというフランスの作家を知ったのも 

    パリのサンジェルマン・デ・プレ地区は芸術家が常に

    集っていて カフェ「 レ・ドゥ・マゴ」はそんな芸術家の

    溜り場だということも知りました

    そして ボーボワールが着ていたマントのコートが私の

    永遠の憧れになりました

    ボーボワールの代表的なスタイルがマントにターバンです

    60歳過ぎたら ボーボワールのようになりたい・・

    そう思っていましたが夢の夢になってしまいました

    19歳の私に「なれなかった・・ごめんね」と謝ります

     

    そんな訳もあり ケープやマント風のラインには私の

    ひとかたならぬ想いがあり・・(〃艸〃)ムフッ

    そんなラインを見つけると 心がワクワクしてしまいます

    今年はクラッシックラインが目を引いているので見つけて

    しまいました

    袖がフレアーの八分袖 ライン的にはケープです

     

    光の加減で色が薄く見えますが 上記のキャメルです

    ウールサージの柔らかさに 袖山の丸いカットのラインが

    身頃と一体化されてケープのように見えます

    そしてバックラインのフレアーが更に動きを出しています

     

    ワンピース ロングスカート ワイドパンツで合わせて

    100年前の装いさながらでお召しください

    装いが一番美しい時代のラインです

     

     

    2色です 38・40サイズとなります

    涼しくなったら直ぐお召しになれますね~