• Jan 24 2021

    オリジナル品

    コロナ禍の中 ご自宅でお過ごしになる時間を考えた方は

    多いのではないか・・と思います

    私は両親共に祖父母の代から商人ですので 子供の頃から

    人の出入りの多い環境で育ちました

    北海道の家には住み込みのお姉さんが3人ほど居ましたし

    母方の実家は旅館・質屋・肉屋と経営していましたので

    いつもごった返すほどの大人が大勢いたのです

    自分の家は当然ながら 祖父母・伯父・伯母達の家も

    いつもうるさく ガサツで 落ち着かない環境でした(笑)

    それが本当に厭でした 

    変わり者だった私は いつも本の世界へ逃げては

    優しく美人なお母さんを想像して 「私は貰われっ子」だと

    そんなことを信じて疑いませんでした

    母に叱られて(厳密には妹の連帯責任のせいで)

    「まったくそんな子はうちの子じゃない!!」と言われると

    とても納得して嬉しかったことを覚えています(笑)

     

    ある日 母はいつものように札幌へ出かけて行きました

    その日はお土産を沢山抱えて 超ご機嫌だったのです

    そして 袋の中から真っ白いエプロン(しかもレース付の)を

    出し それを付けて料理をし始めたのでした

    それはまるで 本に出てくるようなお母さんだったのです

    息を呑むような1シーンってよく言いますよね?

    それです! これが自分の母親かぁ~と驚きました

    その時は知りませんでしたが 札幌のホテルの料理教室へ

    通っていたらしいのです

    両親はモダンなことが大好きでした

    昭和一桁生まれって そうかもしれませんね

     

    こんな事もありました

    母は潰れかかった料亭のお手伝いを頼まれて

    雇われ女将さんを半年ほどしていたことがあります

    その着物の割烹着姿が 何とも粋でカッコ良かった

    糊をパリッと効かして 白が際立っていました

    小さな料亭ですから 調理場にも立ちます

    板前さんと嬉しそうに料理をこなす母の姿を思い出します

     

    私はエプロンも割烹着もファッションとして捉えています

    外出する時ばかりお洒落するなんて・・不粋です

    やっぱり自宅で自宅の仕事をするときも素敵でいたいなぁ~

    これは 子供の時からの憧れでした

    ホテルの料理教室から帰ってきた時の母のエプロン姿や

    着物の割烹着姿は あんな母でもとても素敵に見えました

    ですから アウターにも着られる割烹着を作りました

    リネン100%の素材ですので 夏場はアウターになります

    真っ白なら漂白剤も使えます

    昨年の秋ごろから計画して やっと今月末には店頭に

    並びます 限定15着です

     

    この羊のショーン君は付録です(笑)

    あえて丈は長めにしました でも私が着ても大丈夫ですから

    まず心配ありません

    つまみ細工でお馴染みの吉田順子とのコラボになります

     

    デザインの詳細は後ほどアップ致しますね

    楽しみにお待ちください