• Nov 25 2022

    洋服との関わりを想う

    今日も穏やかな一日になりましたね

    もう11月も5日で終わりますね~ 一週間後は師走です

     

    一年365日 早くて短い一年間と思うようになりました

    おそらく 自分の歩むペースが遅くなってきたので段々と

    月日が経つのが早く感じてしまうのだろう・・と思います

    出来る事がスムーズに出来ないから 時間がもっと欲しい

    覚えることも覚えられなくなって 時間が足りないとか

    そんな自分のご都合で 一年がアッという間に過ぎていく

    そんな風に思うんだろうなぁ~と 最近は納得しています

     

    1975年11月が私の仕事始めでした

    両親よりも長くこの仕事を続けるなんて思ってもいません

    でした 両親が亡くなれば 仕事もお終い・・

    何故かそう思い 会社に入りました (;´∀`)

    そんなバカな娘がこうして細々とでも続けていられるのは

    お客様のお蔭です ありがとうございます

    まぁ 今となっては 高齢者のおばさんですけど (笑)

     

    洋服屋なんて絶対にならない・・と思っていた私ですが

    家業ですから父には逆らえず この道に入りましたが

    これで良かったと思い 続けてみようと思えたのは

    洋服を纏うという行為は哲学的だと感じたからでした

    哲学が何かはわかりませんが 思考と深く関わる学問と

    感じていたことがこの気づきを見出し 続けていけたと

    思っているんです

     

    人間のやる気や自信に この纏うという行為が関係して

    背筋が伸びる様子を何十年と拝見させて頂いたことは

    私には奇跡だとしか思えないんです

    殊に 2020年からの2年半は強く思いました

    コロナ禍に入る前年に2冊の本を購入しました

    山本耀司さんと堀畑裕之さんの執筆した本です

    どちらもファッションデザイナーです

    お二人の本を拝読して 洋服を作る立場と売る立場では

    大きく違いますけれど 同じ業界で仕事ができることを

    とても嬉しく感じたのです

    と同時に 自分の仕事の足元を見るきっかけにもなり

    とても良い機会になりました 

    反省をしながら 40年以上の仕事の過程を納得する事で

    改めて この仕事に誇りを感じたりしました

     

    2020年のコロナ禍で 前年に2冊の本との出会いが

    なかったら ナーバスになって仕事に対する自信を失って

    いたかもしれないと思いました

     

    最近 20年程まえの洋服をアクセントに着用することが

    あります 父が闘病していた頃の洋服で 主にジャケット

    ロングスカートやワイドパンツなどにはピッタリ合います

    スカート丈が長くなり ワイドパンツも主流になったので

    あの頃のジャケットを着ても古くは感じないのです

    これが 膝丈のスカートだとしたら 時代遅れのおばやん

    いきなり地味なイメージになります

    あの頃のジャケットに細身のパンツを穿いても時代遅れ

    自信をつけるどころか 鏡に映った自分を見てガッカリと

    肩を落とすことでしょうね(;´∀`)

     

    あの頃の想い 頑張らなくて・・というエネルギーを

    この洋服達には感じます

    そんな想いを洋服達はサポートしてくれていたなぁ・・と

    最近は改めて思います

     

    皆様の装いに込める想いはどのようなものですか?

    AVANTIがその想いの一端を担っていたなら

    とても嬉しく思います

    洋服が少しでも日常の相棒になって頂けますように💗