• May 18 2020

    花を生ける

    お花を生けるということに興味を持ったのは

    茶道を始めて1年ほど経ってからですので 10歳のとき

    茶室に飾ってあるお花に惹かれました

    渋好みな子供でした(笑)

     

    お花のお稽古に通ったのは茶道が好きだったから

    1セットのように感じて 開始しました

    でも 華道はどうも好きになれませんでした(笑)

    茶室に飾ってある 質素で主張しない美しい佇まい

    掛け軸 茶道のお道具 招かれたお客人を引き立たせる

    風のような花 そのような雰囲気に憧れて開始したものの

    いざ初めてみると様々な決まりごとがあり それを学んで

    たどり着いた先に あの侘び寂びの世界があることを知り

    今ならそれが当たり前と納得できますが

    学校帰りに立ち寄るお稽古は無意味に思えて苦痛でした

    それでも 真面目に通い 一応師範は頂きました

    「宝の持ち腐れ」になっていたら いつかこの資格を

    利用できるかもしれません・・が それは無いだろうと

    思っています(笑)

     

    今 この年齢になってみると

    お免状を頂いてからもお稽古を続けていたら

    あの風のようなお花が生けられていたかもしれない

    侘び寂びを表現出来ていたかもしれない・・なんて

    思ったりするのです

    まぁ でも それは無いなぁ~と諦めています

     

    お店や自宅でお花を楽しむくらいが

    私には丁度身の丈に合っているのだろうと思います

    そんな私のささやかな楽しみを ちょっとご紹介します

     

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    5月12日に飾りました

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    5月15日

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    5月16日

    少しづつ 枯れていく姿が美しいので暫く眺めています

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    5月18日

    人間の人生と重ねて眺めていくのも楽しいひとときです

    今日ぐらいの枯れ方は 今の私かな・・とか

    色々と思いを巡らすと 枯れた姿が愛おしくなります

     

     

     

     

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    これは店内に飾ったもの 花材は同じです

    最初は北欧のビンテージのコンポートに生けました

    枯れてきて 焼しめの器に入れ替えて

    枯れていく花を慈しみました

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    今日からカフェを再開するので 蔓ものだけを残し

    プランターで栽培しているバラを浮かべました

    新しい命の誕生を感じます

     

    自宅のお花はもう少し 枯れゆく姿を愛でたいと思います

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    こんな風に比べながら 花を生活に彩るのも

    愉しいひとときになります