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Dec 30 2018
粛々と
寒い年の瀬になりましたね。
今年もいよいよ1日半となりました。
店舗にお正月の仕度をすると
一年のまとめが終了したなぁ~と感じます
42年前に家業に入り 初めてお店を任せられてから
一度もさぼったことはありません(笑)
お花選び 花器 飾りもの・・・
そんなことを考えるとワクワクするのです
決して上手いわけではありませんが
文化行事を形にすることで 古の方々と繋がれるという
そんなロマンを感じたい為に 毎年やっている・・
そんなところだと思います
そして何より お客様への感謝の気持ちです
感謝の気持ちを店内に表現することで
店内のエネルギーがグッと上がり
店内のエネルギーが上がれば お客様にも何か恩恵が
あるのではないか・・と思っているのです
母が亡くなっても 父が亡くなって
喪に服しているときも 店舗だけは飾りました
向かって左 掛蓬莱というお飾りです
平安時代から京都で飾られているものです
蓬莱山に龍が昇っていく姿を現しているそうです
お正月が過ぎると 自宅の玄関に半年間掛けてあります
小まめに霧吹きで水をかけておくと半年間この緑のまま
6月30日の夏越の祓えで下ろします
今年は蝋梅 南天 五葉松 葉牡丹
42年間通っているお花屋さんの花材のお陰で
毎年楽しく活けていられます
向かって左 田守り
根のついた稲を飾って食への感謝を表現
掛蓬莱も田守りも京都の「みたて」というお花屋さんで
購入致しました
こういう日本の文化に詳しく 尚且つそれを現代風に
アレンジできるお花屋さんが居て下さるのは
本当に有難い限りです
掛蓬莱もずっと探していたものでしたし
この田守りのようなお飾りも 探していたものでした
3年前ほどから使わせて頂いています
今夜は自宅のお飾りを致します
今年一年間の感謝を家にも込めたいと思っています
日本の年末と年始
私には粛々と 一年に一度心からこの命に
感謝するときです
皆様はいかがでしょうか?