• Mar 13 2025

    昨晩の出逢い

    昨晩 たまたまEテレを付けたら

    「最後の講義」という番組が大石静さんでした

    「ラブストーリー」の名手と言われて 数々の大ヒット作を

    生み出してきた脚本家 「光る君」も平安のラブストーリーと

    評されているようです

    小柄で華奢 肩幅なんて私の半分しかないんじゃない~と

    テレビでお見掛けする度に思っています

    大石静といえば ラブストーリーという異名ですが

    私は 朝ドラの「オードリー」大河の「功名が辻」しか

    知りません 笑笑

    雑誌のインタビュー記事などから垣間見える人間像に惹かれ

    昨晩も引き込まれるように見てしまいました

    朝ドラの「オードリー」はご自身がモデルと聞いてビックリ

    その中から人間には様々な顔があることを知った子供時代

    その中から培った考える力 物を見る力が脚本に活かされて

    いるようです

     

    昨日も興味深いお話しをしていましたね~

    1969年の安田講堂での学生紛争事件 自宅が近所という

    ことで一部始終を見ていたというのです

    こてんぱんにやられた学生が 血を流しながら庭に逃げ込み

    それを助けて家でかくまって手当したという話

    その学生が帰り際に 部屋のピンク色のカーテンを見て

    こんなカーテンを付けてぬくぬくと暮らしていて恥ずかしく

    ないのか・・みたいなことを吐き捨てるように言って出て

    行ったとか・・

    大石さんは「お礼も言わないんかい!!」と思ったけど

    学生が怖いとも間違っている事をしているとも思えなかった

    それよりも機動隊の方が怖かったと・・

    翌日の新聞に負傷者は警察710人 学生47人とあり

    見ていただけに その記事には驚いてしまったと

    だって 警察以上に負傷者はいるはずなのに・・

    あ~権力者は嘘つきなんだなぁ~と その時に知ったと

    強い視線を皆さんに向けながら仰っていました

    大石さん17歳 高校2年生の1月の出来事でした

     

    あの頃の若者は 常に世の中に対して疑問を投げかけていた

    間違っているとしても 偏った考え方だとしても 常に考え

    議論していた 大きなエネルギーが世界中で渦巻いていた

    きっと今の若者も 表現こそ違うだろうけれど 革新的に

    行動を起こしているのでしょうね 

    大きなことを成し遂げないにしても 考える力を蔑ろにせず

    自分の人生は筋道を付けて なりたい自分を描き そこに

    向かって 悩みつつ 苦しみつつ 喜びを掴んで下さいと

    爽やかに微笑んでいました

     

    昨日もつくづく思ってしまいました

    考えることをやめたら 人間やっている意味はないなぁ~と

    それに知らないことばかりで どうするの??

    カッコイイおばぁちゃんになりたいなら 知識や知恵を

    身に付けなくっちゃ ダメですよね~ (;´Д`)

     

    流れに身をまかせられるのは 自分の意志があるからで

    むやみやたらに人に合わせているわけではないという事

    違うことは違うと判断できる強さは 優しさと表裏一体だと

    母の言葉を思い出したひとときでした

    そろそろお彼岸 そして母の命日

    毎年 この時期になると気づきがあります💖