• Jun 24 2017

    おもうこと

    「どんなに大切な人でもいつかは別れる」

    母が闘病中に私に言った言葉です。

    召される3週間ほど前の言葉でした。

     

    いつか別れがくる・・・

    そのいつかっていつなんでしょう。

     

    母はその言葉のあとに

    「お母さんは何も心配していない」

    「お姉ちゃんを信じているから」

    「お姉ちゃんなら大丈夫」と申しました。

    そして

    「お母さんの人生で一番の最高傑作品は」

    「お姉ちゃんとまみ(妹)」

     

    亡くなった当日

    「お父さん、ご飯食べた?」

    危篤状態になる前に言った言葉でした。

     

    勿論誰でもが知っていることは

    生まれたら死ぬということです。

    出会いは別れの始まりということです。

    始まりは終わりがあるということです。

    知っていても、それが続くものだと思ってしまう。

    これは人間の性です・・

    だからこそ「一期一会」

    出会った大切な人とのご縁はできる限り

    丁寧に育みたいと思うのです。

     

    麻央さん、天国へ旅立ってしまいましたね。

    日本中の方々が心からご冥福をお祈りしたことでしょう。

    聡明で優しく可愛い女性でしたね。そして、強い女性。

    ブログは多くの方々を勇気づけたことでしょう。

    34歳という年齢は本当にお若いですけれど

    麻央さんのことを「可哀相に・・」という言葉では

    見送れないと思いました。

    何十年生きたとしても

    自分が生きた証を示せない人生もあります。

    彼女は34年の人生でどれほど大きなことを遺したことか。

    麻央さんの訃報を知ったとき涙がこぼれましたけれど

    悲しいという感情より

    尊敬という感情のほうがずっと大きかった。

     

    大切な人とお別れするとき

    あなたならどんなお別れをしたいですか?

    そんな言葉を考えさせられた昨日でした。

     

    海老蔵さんも仰っていましたね。

    「麻央からは愛を学んだ」と。

    私も母のように旅立つときは

    遺していく大切な人たちへ勇気を贈りたいと

    麻央さんの訃報で再び実感しました。

     

    心からご冥福をお祈り致します。

     

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