• May 19 2017

    インナー

    半袖をお召しになる方が減ってきように感じます。

    紫外線対策と冷房対策で六分袖~八分袖が主流です。

    いかに涼しい素材で、涼しいデザインを考えるか

    それが一番の問題になってくる。

    これが今のメーカーに求められていることです。

    リュクスなラインが流行してくたお陰で

    フワ~としたラインに抵抗感がなくなり

    以前よりボディラインを気にしなくても良くなりました。

    とは言っても

    洋服はラインが美しいというのが私の中では定義なので

    タック、ダーツ、シャーリング、切り替えの位置など

    きちんとデザイン性がない物は嫌いです。

    それはインナーに於いても同じです。

    脱がなければ分からない箇所が肝心なのです。

     

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    麻100% バックにシャーリング

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    脇シャーリング デザイン違い

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    衿にオーガンジー付

    これは下着として重宝されています。

    でも、万が一見えてもお洒落ですね。

     

    羽織るという行為がエレガントだと思うのです。

    個人的な意見ですが、

    そこには自己主張をしない優雅さを感じます。

    タンクトップは別として、

    ノースリーブのインナーに肩から掛けられても良し

    しっかりお袖を通さなくても ストールのような使い方

    大人の優雅さを醸し出しているけれど

    控え目な様子が素敵だなぁ~と思います。

    そんなコーディネートを楽しむにはインナーが大事。

    見えないから何でも良いということではなく

    見えないところへの心配りが必ず実を結ぶと

    40年この仕事をしてきて感じています。