- Feb 27 2018
ベビーブルー
柔らかな日差し映える色はヴィヴィットな色・・
という方が多いですね
でも私は 淡いトーンの色を好みます
ちょっと ボケちゃいそうですね(笑)
色ほど難しいものはありませんが
色ほど楽しいものもありません
色の見本帳は一日中眺めていても 楽しい
微妙な色の変化で 呼び名も違います
春の立ち上がりは
こんな淡いブルーを 冬物に合わせると新鮮です
ベビーブルー
サックスブルーという呼び方も致しますけれど
サックスはこのお色よりはもう少し濁っています
白色が多いこの水色は ベビーブルー
サイドスリットのあるカーディガン
インナーはフレンチスリーブです
アンサンブルになりますが単品販売です
ホールガーメント織りですので縫い目がなく
とてもすっきりお召し頂けます
そして仕上がりが大変綺麗です
素材はコットン×アクリル
軽い素材ですので コートのインナーにも適します
そして初夏までお召し頂けるのが便利です
今回は柔らかなジャージワイドパンツを合わせていますが
デニムやリネン素材 スリムパンツ ワンピースでも
ほぼアイテムは何でも合います
どのような合わせ方をしても クールビューティな印象
カラーのネーミングはベビーブルー
でも 印象はクールビューティな羽織ものです
- Feb 24 2018
ときめき
- Feb 24 2018
千手観音坐像
私は仏像彫刻に惚れている(笑)
特に奈良時代の天平彫刻です
運慶仏像は動 天平仏像は静
何れも 無くてはならない仏像の形です
3月11日まで 東京国立博物館で開催中の
「仁和寺と御室派のみほとけ」展はそんな静の仏像が勢揃い
取引先へ行く前に 拝観してきました
私が一番拝見したかったのは 葛井寺の千手観音坐像
若い頃からの願いでした
図録から拝借
普通 千手観音といっても千本の腕は無く
40本の腕 その1本1本に25の助けがあるといわれ
総合して1000となる・・と伝えています
それは仏像としての出来栄えを考慮していると聞きました
美しいバランスを取るためには 確かにそうかも・・
でも この千手観音さまは40本の大きな腕の周りに
何と1001本の小さな腕があり その手には眼が描かれ
それはそれは美しい千手観音さまなのです
見事な円形 美しい佇まい どの角度から拝見しても
非の打ち所がない・・とは まさにこのことでしょう
360度から見渡せるように 一方通行で周ります
何周したか分からないほど 何度も拝見しました(笑)
小さな手はあちらこちらの方向を向いていて
「いつでも助けますよ」そんな言葉が聞こえてきそうでした
どんな願いを込めてこの手を彫ったのでしょう
貧しい人々は拝見することは出来なかったでしょうけれど
そのような人々の心の救いにはなったことでしょうね
平和な時代に鑑賞できることを
しみじみと 有難く思った拝観でした
仁和寺の観音堂が会場内に復元されていて
そこは写真撮影が許可されています
お寺ではないのに とても神秘的な空間になっていました
お時間のある方は是非!とてもお薦めの展覧会です。
- Feb 23 2018
そろそろ
寒の戻りがあるのは春が近づいてきた証
その証拠に 日差しの何と力強いこと
風の冷たさがなければ 春本番って感じですものね
どの季節もやっぱり出だしはコートです
冬物をインナーに着て コートを春物にする
見た目の明るさが 春を感じますね
新しい季節を感じるのは ウキウキするものです
まだまだ冬物のコートが手放せないのよ~
そんな方には この時期お薦めのニットをインナーに
ざっくり編んだニットはどんな物にも合います
薄手ウールのタートルセーターにも
このようにブラウスやシャツにも そしてTシャツにも
用途と気温によって 自由にコーディネートして下さい
スプリングコートは薄手です
3月にお召し頂くには寒いかもしれません
だから皆様は春のコートをご用意するのを躊躇されます
でも 風の強い日 雨の降る季節などには
こんなに便利なアイテムはありません
6月に入ると 必ず スプリングコートを欲しいお客様が
「何で買わなかったんだろう・・」と後悔されるのです(笑)
もし 薄手のコートでは物足りない方は
是非 9月に並ぶオータムコートにご注目ください
2月後半~3月中旬に大活躍致します
そして 薄手のスプリングコートをお持ちでない方は
是非 今年は1着クローゼットにお招き頂きたいと
心より ご来店をお待ちしております
- Feb 18 2018
味わう
日本語は素敵だなぁ~と思います
日本語自体が文化だなぁ~とつくづく思います
日本の鎖国が終わってから164年ほど・・
160年間なんてつい最近の出来事ですよね
でも 160年前は着物の文化なんて感じないほど
日本は様変わり致しましたね・・ほぼ全てが
ヨーロッパに行って驚くのは
1000年前の街並みがそのままになっていること
旧市街地と新市街地が隣り合わせで
まるでタイムマシンにでも乗っているような
そんな幻想に駆り立てられます
住宅も外観はそのままで 内装を変えて暮らしている
石の文化ですから遺せて当たり前なのでしょうけれど
普通の生活のなかで
そういうことに触れられる機会が多いように思います
戦争という大きな打撃が日本中を整備せざる得ない
状況をつくりました
それが日本が変貌していった大きな原因でしょう
そして 敗戦という痛手が復興への情熱になり
経済大国へと導きましたね
大きな改革で大きな財を得れば 失うものも大きい
日本は言語に含まれている美しい文化を少しづつ
失いかけている・・と 何だか最近気になります
伊勢神宮をはじめ 京都や奈良などの古都の遺跡
日本にもたくさんの世界遺産が存在しますけれど
もっと身近で大切なことを心得ていないと
そういう遺跡に感動することが出来ないのではないかと
思ってしまいます
有名だから パワースポットだから ちょっと流行だから
そんな誰かに誘われた感じでは感動なんてないでしょう?
・・そんなふうに思うのは私だけでしょうか?
日本語しか話せない私は思うのです
言葉に秘められた想いを味わいたいなぁ~と
何も特技のない私は思うのです
せめて心を手渡すような行いが出来ないものかと
以前読んだ辰巳先生のご本の一節に
「言葉も食べものも風土のいとし子」とありました
人の命を支えている食は風土からの贈り物です
言葉は人と人を繋ぐ架け橋
地域ごとに方言があるのも頷けるなぁ~と思います
食を味わうといい 人生も味わうといいますね
日々の生活を丁寧に過ごすなかにしか
見出せない美しさがあるように思えます
何気ない日常の生活を 心から味わいたいものです
朝の目覚めからして奇跡なんですもの
一日を自分らしく 愉しんで 全てに対して
慈しみ深く過ごし ほんのささやかなことに感動する
そんな毎日を味わいたいものです
山あれば 山を観る
雨の日は 雨を聞く
春夏秋冬
あしたもよろし ゆふべもよろし
俳人 種田山頭火(たねだ さんとうか)
- Feb 16 2018
SALE×New Spring
日中が暖かくなりましたね
でも まだ日本海側では寒波が続くそうです
この狭い日本でも こんなに天候の違いがあることに
毎回驚かされます
大雪の被害に遭われた地域の皆様の一日も早い回復と
二次災害が起きませんことを 心よりお祈り致します
2月はSALE品の中から 春もお召し頂ける商品と
入荷したばかりの春物をコーディネートしてご提案致します
3シーズンお召しになれる素材は大変お得です
スプリングコートにSALE品のワンピース
このワンピースはこれからが本番の素材です
ベビーピンク色も春色で今年の流行色ですね
スプリングコートにSALE品のニットとパンツ
ストールは春物です
ニットは薄手のウール パンツはレーヨン混紡です
以前は梅春物と呼ばれていた素材ですね
春が短くなり いつまでも寒い3月~4月上旬には
かなりの利用頻度がございます
寒いとはいえ 日差しが春を感じるこのシーズンは
毎朝 何を着ようかと迷われている方も多いのでは・・・
最近の春物は いきなり初夏の素材がとても多いのが現実
この時期のSALE品は初秋にもお召し頂けます
春物でしょう?と聞かれるSALE品
これは一番のお薦めです 私も欲しい(笑)
クローゼットを眺めてみると
合着(春・秋)がない事に気がつきませんか?
この時期は何となくお洒落心が遠のく季節でもあるため
あるもので済ませているのだと思います
今年は是非 合着にもお洒落心を発揮して頂きたい!
九星気学では九紫火気の年は身だしなみを見直すことも
重要なポイントになると聞いています
美しさが重要ポイントになるなんて 楽しい一年です(笑)
只今 SALE品は40%~70%OFFとなっております
旧春物も含まれていますので是非ご覧ください
何か嬉しい出会いがあるかもしれません
ご来店 お待ちしております
- Feb 12 2018
暖かな日差しを感じたら
40年代後半~60年代前半までのラインが好きです
女性が美しく見えることを一番の目的にしています
肩 バスト ウエスト ヒップ 足
一連のラインを無駄なく美しく見せられるラインです
ジャケットのボタンの位置が絶妙です
そしてスカートのライン ティアード式にカッティング
歩くと美しい揺れがでて 足のラインが綺麗に見えます
ジャージのようなこの生地は 着心地抜群
ジャケットは単品でジーンズに合わせてもお洒落です
セットアップでコーディネートするとお出かけ用ですが
上下とも単品でコーディネートするとカジュアルになります
1959年 ジバンシー
このラインに似ていますね
美しく見せるラインは何十年経っても変わりません
その時代に合った着こなしをするだけです
是非 ご自分が美しく見える装いを見つけてください
私にもお手伝いさせて頂けましたら嬉しく思います
- Feb 12 2018
エレガント
洋服屋にはなりたくはありませんでしたけれど
子供の頃から 洋服は好きだったのだろうと思いますが
洋服が好きだったのか お洒落がしたかったのか
綺麗なものが好きだったのか
それは未だによく分かりません
子供の頃は 仕立て屋さんと提携していて生地も
両親は販売していたことがありました
新しい生地が入荷すると 一目散に駆け寄り
ワクワクしながら眺めたものでした
そして一人空想の世界へ
あの生地でこんな洋服 あの生地ではこんな洋服と
心の中で思い巡らしては うっとりしていました
時折 母が中原淳一のデザイン画のように
私達姉妹のために絵を描き 洋服を作ってくれたのが
何よりのご褒美でした
洋服を仕立てて着るという感覚が日常的なこの時代は
贅沢で平和な時代だったと 心から有難く思います
9歳の時にバービー人形に出会い
これから先 何もいらないから買ってくれと頼み込み
オケージョン用のドレスをはじめ 全ての洋服アイテム
カツラ 靴 BAG アクセサリーまで
ほぼ 全アイテムを揃えてもらいました
この時 母からオートクチュールという言葉を聞いたのが
パリのデザイナーへの憧れに繋がったのではないかと
思います
自分で販売も着用も高価過ぎて考えられませんけれど
洋服に対して敬意をはらうという意味を込めて
私はこのような本を教科書にしています
洋服屋が家業なので続けています
好きで選んだ仕事ではありませんけれど
家業だからこそ 取り扱う洋服というものに敬意を示す
ということには 大きな意味を感じています
時代が変わろうとするときは 必ず 苦しみがあり
もがきながら人々は乗り越えてきました
その先には必ず 女性の美しさが輝いたものでした
背中を押したのが ファッションだったことは
長い歴史を振り返っても間違いありません
私が尊敬するデザイナーたちは
「服を着る」という事を文化にした方々ばかりです
服を着る=装う=生活=人生
やはりそれは 衣・食・住として関連致します
そして それを全て身につけてこそ
エレガントという最高の言葉で締めくくれるのでしょう
そんな言葉で表現されるような洋服屋になりたい・・と
そんなことをあの頃は思っていたなぁと
20代の自分を振り返りました(笑)
これからも 真剣に向き合いたいと思っております
益々 宜しくお願い致します
- Feb 11 2018
春の装い入荷
新しい季節の装いが入荷を始めました
新商品の入荷はドキドキ ワクワク・・
心配と嬉しさが入り混じります(笑)
41年同じことを繰り返していても この気持ちは
変わりません
お客様に喜んで頂いてなんぼの世界
自己満足では仕事になりません
と思いつつも 流行という言葉には
いまひとつ 若い頃からしっくりいかず
やはり 私の洋服に対する想いに叶うものを
揃えています
スプリングコートです
デニム×ジャージ素材 ボタンホールが赤糸
ボタンの縫い付け糸も赤 前立ての部分にボーダーを
見えない部分への配慮が行き届く感性が好きです
スリムのパンツで合わせるとベーシックな雰囲気ですが
ガウチョやロングスカート ワイドパンツを合わせると
1920年代~50年代のクラッシックラインになります
私は身長が高ければ 絶対にクラッシックラインで着たい
このデザイナーの宮坂さんはクラッシックラインでお薦め
憧れます
アンサンブルになるコート&ワンピース
ワンピースはジャンバースカートにもなるノースリーブ
芽吹きのお色が鮮やかですが とてもシックです
私は子供の頃から アンサンブルというアイテムに
とても惹かれました
特にコート&ワンピース コート&スカートです
オードリー・ヘップバーンがシャレードで着ていて
心がときめきました
クリスチャン・ディオールが1940年代に発表
コート&ワンピースです
ファッションは繰り返すと言われていますけれど
1920年代~50年代の洋服には物語があるから
こうして時代を超えても 支持されるのかもしれませんね
1~2年前から出てきたラインは この時代のものが
リバイバルしているようです
皆様はどのようなラインがお好きですか?
今年は是非 チャレンジ精神でお洒落を楽しんで下さい
- Feb 5 2018
味噌講座
腸が身体の臓器のなかで一番重要な役目を担っているとは
山中伸弥教授とタモリの番組で知りました
脳よりも多くの情報を身体中に提供しているそうです
発酵食品はまさに腸活には最高の食品
やはりお味噌は要の食材ですよね
昔は当たり前に手前味噌が家庭にありました
瓶ごとに分けられている味噌は
色を見れば 何年熟成されているか一目瞭然
それぞれの味は熟成された年月で違い
そしてその味で どんな料理に使うかは
その家のお母さんの腕次第だったのです
子供の頃 母方の実家へ行くと暗い蔵から
お祖母ちゃんが大事そうに味噌を鍋に入れていたのを
とても神聖な気持ちで見ていたのを覚えています
朝に妖精が降りてきていると思ったのは
何歳の頃か記憶にありませんが 炊き上がりのご飯の湯気
お味噌汁の香りには 私の妖精論が未だに生きています
立春に相応しい講座を・・ということで 「味噌講座」を開催
5kgの味噌を仕込みました
材料を吟味してご用意させて頂きました
味噌作りの講座は様々な形式で開催されています
皆でまぜまぜしながら・・とか 大豆以外の豆とか
色々なスタイルがありますね
AVANTIの味噌作りは大豆で作るということが重要ですし
お一人の手だけで手前味噌を作る事をご提案しています
ランチも味噌づくしのメニューに致しました
★豆味噌のハヤシライス
★手前味噌と甘酒の素でマリネしたチキン
★白味噌と4種のパウンドケーキ
お土産に2年熟成した妹作手前味噌をお渡し致しました
きりっとした味のお味噌に出来上がっていましたので
私はこのお味噌で炒め物や焼きおむすびやキムチ鍋が
食べたい!!と思いました(笑)
皆様 喜んで頂けたでしょうか?
1年後のお味噌がとても楽しみですね。
ご参加くださった皆様 ありがとうございました