• Nov 9 2021

    ベーシックの強み

    毎日眺めていて飽きないのは吉岡幸雄先生の色彩の本です

    単色を濃淡で見ていくと 青という色の分類には何十色と

    あります 勿論 どの色もそうです

    その何とも言えない曖昧な色に 様々な名前が付いていて

    その色の名前を見ているだけでも 異次元の世界へ旅立つ

    そんな感じがして 嬉しくなるのです

    天平時代までさかのぼってしまうくらい ミステリアス

     

    そういえば 高校生のころでした

    お裁縫箱にミシン糸を集めたことがありました 

    手芸やさんへ行くと 糸は必ずグラデーションで置いて

    あり 買う糸の色は決まっていたはずなのに迷うという

    何をしに手芸やさんへ行ったのか分からなくなってしまい

    ますので 毎週土曜日 本屋経由手芸や行きという経路で

    買う糸がなくなるのではないか・・というほど集めました

    それは誠に 整然と美しい糸箱でした

    伊豆の工芸品で寄木細工というのがありますよね

    あの木箱にグラデーションに並べて 毎日眺めていました

     

    あ~こんな色のセーターが欲しい

    箪笥の引き出しを開けたら この糸のようにセーターが

    並んでいたらいいのになぁ~と 何度思ったことか(笑)

    皆様もそんな経験はありませんか?

     

    ベーシックなニットを仕入れる時は 必ずそのことを

    意識します 積み重ねた時に その興味は色へいくように

    それはやはり 冬の海外旅行での経験からです

    お店の棚は勿論ですけれど 暮らす方々のファッションが

    インナーを重視しているように感じたからでした

    ストールのようにインナーを見つける

    それこそが あのコーディネート力かなぁ~と

     

     

    超薄手のタートルニット この素材なら暑がりさんでも

    大丈夫です

     

    こちらはメリノウール 6年も7年も着ていますけれど

    まだまだ着られます 寒がりの方向きです

    お手持ちのニットやジャケットのインナーのお色を少し

    変えるだけで 古いものが生き返ります

     

    是非 箪笥の引き出しに並べてみてください

    足りない色が見つかり 今年のお買い物の計画も立ちます

    是非 やってみてください