- May 18 2018
命のバトン
今日 お手紙を頂きました
私達姉妹の大切な友人の妹さんからです
4月17日に友人のお父様が天国へ召されました
そのお父さんの直筆の和歌が託されたお手紙でした
私はそのお父様を
「お父さん」とか「父ちゃん」とか 心から敬愛を込めて
呼んでいました
お父さんは 「加代ちゃん」と嬉しそうに呼んでくれました
3年前に倒れて 頑張ってリハビリして復活
さてこれから益々張り切って・・と思っていた矢先のこと
お別れは突然でした
修行寺の御住職だったお父さん
筆文字はもちろんのこと 絵も上手でした
ひろ さちやさんの禅の本の挿絵も描いたほどの腕前
私も2枚描いて頂き AVANTIに1枚 仏間に1枚
大切に飾っています
未だに 私達姉妹はその死を受け入れられず
信じられず 哀しみさえも感じずに
まだ 山へ行けば 笑って迎えてくれるように思っていて
何だか自分達が薄情にさえ思っていました
今日 その字を見て 手に取り
初めて涙がこぼれました やっと涙がこぼれました
確かなぬくもりがあり 笑顔があり
「加代ちゃん」って声が聞こえるようで
そしたら 死んじゃったんだよね・・父ちゃん・・
そんな切ない想いが噴出して やっと認識できたのです
生前 ご家族を亡くされた方々へお渡ししていたもの
何枚か書いておいたものを送ってくださったそうです
「引きとめて 止まらぬものは 月と日と
流れる水と 人の命よ」
人間が生まれたら背負う宿命は「死」です
それを認識できて 命の受け継ぎですね
この歌を詠んで 私も返歌を詠みました
「いつの世も 流れにまかせる 人の常
見えぬ世界の 愛をみつめて」
出会いは別れの始まり
でも 見えない糸がずっと続いているから自分が居る
その見えない糸の愛を感じて生きていくのが
命のバトンなんだろうと・・改めて思いました
しっかり人生を全うしたい そう思います
- May 15 2018
ちょっと よそいき
最近 お洒落をしてお出かけしなくなったの・・と
お客様が仰います
十分お洒落なんです 皆様
でも そのお洒落という言葉にはエレガントという
女性らしさを含んでいらっしゃいます
パンツをお召しになられることが多いのでしょうね
パンツが楽だから・・そんな理由だとしたら
夏はワンピースの方がず~と楽チンです
そして 涼しいと思います
コットンシルク素材です
軽くて涼しい しわも気になりません
トップスの選び方次第で どんなシーンにも対応します
ウエストのリボンベルトが着こなしを左右するだけで
ベルト無しなら カジュアルラインです
スカートのフレアーのボリュームが涼しいですし
何といっても 足が綺麗に見えるボリュームです
お馴染みの麻のストレートワンピース
細かいシワは素材の特徴を表現していて
気になりません
サッカー地のノースリーブワンピースです
シワにならず 軽く 涼しい
こちらも トップス次第でどうにもなります
裾がゆれる・・こういう経験から歩き方が変わります
時々 ご自分の姿勢や細かな動きをチェックする
これはとても大切なことだと思います
定期的にスカートをお召しになってください
年齢が重なると 行動が雑になると聞きます
それは装いが大きく関わっているように思うのです
年齢を重ねて失うもの そして得るものは
そんな日々の装いが そっと教えてくれるはずです
見逃さず しっかりチェックなさって
美しい毎日をお過ごしくださいませ
- May 13 2018
洗練させる
今年はパンツが多いですね・・と言われます
でも本数的には例年より多くありません
ラックに掛けるタイプが多く 棚に置くものが少ない
それだけの理由なのですが そう見えるようですね
カジュアル過ぎるパンツのご提案を今年はやめました
クローゼットにはその類のパンツがどっさり(笑)あります
でしょう?
それに
今年の運気から考えると 大人の洗練さが必要だと
考えたからです
十分お持ちになっているアイテムにお金など出しては
なりませぬ
そして 楽だから・・などというチョイスの仕方も
今年は少しお控えくださるようお願い致します(笑)
今年は感性豊かに洗練させた装いをご提案致します
以前もご紹介しましたワイドパンツです
写真より実際の素材の方が柔らかくシルエットも綺麗です
細身のパンツはついロングを合わせがちですけれど
このパンツなら ヒップを出してもGOODです
更に 160cm位の身長でしたら
ロング丈とのコーディで フェミニンな感じになります
ついがさつな動きになってしまうパンツスタイルですが
ワイドパンツなら 行動が美しくなること間違いありません
レースはドレッシーという言葉も今年はなし
スティックパンツには合わないレースも
ワイドなら洗練された外出着になります
ボトムスでこんなにイメージが変わります
フランス的なら右 イタリア的なら左
どちらを選んでも 粋なスタイルに間違いありません
洗練された装いを目指すなら 華やかさは欠かせない
やっぱり それなりの意気込みを持ちましょう!
- May 7 2018
カットソーの魅力
連休明けは雨・・
お仕事のモードになりやすいお天気ではないですか?
気温も昨日に比べると-10度だそうですよ
温度差はきついかもしれませんが
これくらいが丁度仕事モードに適していますね(笑)
という訳で私も写真を撮って お知らせモードに突入です
ブラウスタイプのTシャツ
フロントが布帛でバックがTシャツ素材です
身体に纏わりつかないのがポイントです
お袖丈が肘まで あるいは肘が隠れる
これは重要なポイントです
右側のボタン付は人気のあったボーダーの無地版
そして薄手になりました 色は紺と緑
左側は張りのある綿です
ボディのラインを拾わない優れもの
白・紺・グレー・ピンク
ボタン付Tシャツと同素材です
実はガウチョ 真夏素足で穿いたら涼しいですよ
ジャケットも同素材です ご旅行に最適なシリーズです
畳んで小さく シワも気ならず 軽くて便利
カットソーならではのドレープ感 如何です?
これ1枚で 様々なシーンでお召し頂けます
着丈を気になさる方もいらっしゃいますよね
151cmの私でも 着丈をカットしたら着られます
バランスも大丈夫です
5月に入荷してくる商品は 盛夏物です
デザイン性があり 感度が良いものはこの時期です
暑くなってからでは・・ありません
是非 お早めのご来店をお待ちしています
- May 6 2018
初夏
- May 5 2018
端午の節句
- May 1 2018
夏のオケージョンドレス
夏の正式なお出かけ服って難しいというのが
最近の私の感想です
素材に困るのです
それでも 毎年 何とか発注して参ります
最近の傾向として 夏のオケージョン用を
各メーカーが作らなくなったのが ひとつの原因
その背景には 売れなくなったということがあります
世の中的に TPOという着こなしに拘りがなくなり
ドレス的な装いは 貸衣装やさんでという傾向になった
ということも影響があると思います
でも 着方ひとつで どうにもなるようにご提案するのが
洋服屋の役目
最低限のお約束事は守り TPOに合わせた着こなしを
お勧めできること これに尽きます
レース やっぱりこの時期にはレースです
オケージョンにはジャケットを羽織る
もっと華やかにしたければ ショールにする
でも ちょっとお出かけなら カーディガンにする
ショートでもロングでもどちらでもカジュアルになります
色違いです
こちらは カジュアルな着方にしていますが
刺繍の生地でノースリーブのタイト型ですので
ロング丈のノーカラーのトッパー式の上着や
レースのジャケットを羽織りますと 正式な装いです
素材は出来るだけドレッシーなものを
素材にドキッとするものに出会えたら
ドレッシーにするのも カジュアルにするのも
感性次第ということです
クローゼットに眠っているちょっとドレッシーなお洋服
眠らせていないで 今年は出してみませんか?
何をコーディネートしたらリメイク出来るか・・
そんな楽しいコーディネートのお手伝いも
全力でさせて頂きます
- Apr 28 2018
涼しく お洒落
今年は楽しい洋服が多いです
夏はこれくらいが宜しいですよね
段々と暑くなってくるとお洒落心が薄れます
何着ても同じでしょう~?・・みたいな(笑)
いやいや 何を着ても同じなら洋服屋は存在しません
暑くても その気にならなくても 着てしまえば
何だかお洒落になる装い
そんな魔法使いのような存在でなければ(笑)
洋服屋なんて 意味ありませんものね
コットンリネンのシャツワンピースです
ワンピースとしても人気のシルエットですが
今年は このように羽織ものとしてもご利用頂けます
涼しい素材です 動きのあるシルエットが自慢です
左は大人気素材のコットンTシャツ 型崩れがなく
何しろ 涼しいのです
右は麻100%のTシャツ 長めの丈ですので
かなり重宝するインナーです
薄手コットンシャツ バストからフレアーを入れて
身体にフィットしないようになっています
全体的なエアリー感が カジュアルなのにエレガント
涼しさも満喫できる夏のお供には最高です
インナーを合わせて フロントをオープンさせれば
風も通り涼しくお召し頂けます
そして 何といっても 格好がつくのです
長年お召しになられていたパンツもTシャツも
シャツワンピースやロングシャツと合わせるだけで
リメイクできます
5月だけの入荷です お早めにどうぞ
- Apr 24 2018
私の情熱のもと
情熱なんていう言葉を使うと
ちょっと「プッ」って笑われそうですね
でも仕事への熱を沸かせるものがあるとすれば
こういうもの・・・かもしれないなぁ~と思います
大好きなデザイナーよりも 美しい華やかさよりも
地味ですけれど 心に「グッ」とくるもの
思わず溜息が出て 生きる喜びを感じ
私も こんな精神で自分の人生 仕事に向き合いたい
そんな活力が湧きます
その活力のもとは
日本の四季に合わせた文化に関わること
有名 無名関係なく 長い年月の中で育まれてきたこと
そこに 人の手が加わっていること
心が込められていること 想いが感じられること
そういうものが 私のパッションのもとになっています
静かなパッションですけれど それは深く強いものです
右の本は輪島の塗師 赤木明登さんの新刊です
赤木さんは哲学を学んでいらしたので 文章が面白い
まだ読み始めたばかりですが ワクワクしています
左の本は 前に購入した「俵屋」さんの写真集です
何度も何度も開く本です
まったく私の仕事のジャンルとは違いますけれど
洋服屋を続けてこられたのは
このジャンル違いの趣味があったからだと思います
日本人は春夏秋冬 家のしつらいも変えれば
身支度も変えます
そして 料理によって器も変える
だからこそ 日本の伝統工芸品が栄え残っているのです
器の種類も世界一だと思います
染め 織り 色彩の数も世界一
家の中の様々な装飾品も世界一 技巧も世界一
そして それを普通に使っていますね
日本語は世界で一番難しい言語だと思います
文字の種類は世界一 文字の書き方も種類が豊富
同じ言葉で意味違いも世界一
美しい言葉遊びは日本語ならではですよね
時々思うのです
確かに 英語が話せたら良かった 伊・仏・独も・・
でも 美しい日本語が話せなければ 格好悪いな・・と
まぁ これは話せない私のひがみかもしれませんね(笑)
豊かな生活をご提案したいと思って参りました
それは 日本の風土に生きるという確かな温かみを背景に
1枚の洋服がご縁で繋がれる 豊かさです
何の変哲もない洋服かもしれません
でも 私の手から受け取って頂くことで 心が豊かになれる
そういう関わりをこれからもしていきたい・・
そんな決意をもらえるのが 私の小さな趣味です
皆様のパッションのもとは何ですか?
今度 談義がしたいなぁ~
- Apr 24 2018
夏の前に
21日、22日と快晴でした
快晴を飛び越えて 夏日だったよ~と
ちょっと怒り顔が想像できます(笑)
そして 昨日と今日は肌寒いので
しっかり 羽織ものなどを着てお過ごしのことでしょう
この狂ったような気候の変化に 耐えられていますか?
私は 温度が下がり始めた月曜日の朝方から
右耳の脇から首 右後頭部に神経痛が出ています
恐らく この温度差がなくなれば治ります
気候変動が起き始めてから この神経痛が開始して
人間の身体は自然の巡回と共に生かされていると
自分の身体を通じて考えるようになりました
そして それを考えた上でご提案する洋服は・・
そんなことを考えながら 一年のラインを決めています
さて 夏がやってくるまでに GETして欲しいものが
涼しい素材+デザインシルエット です
薄手のコットンのワイドパンツ とっても涼しいのです
隣の写真はシャネル 約90年ほど前のファッションです
ワイドパンツはシャネルの定番でした
長身でなければ似合わないと思っていらっしゃる方へ
そんなことはありません
サイズさえフィットしていれば大丈夫です
着たい!!と思う心意気が大切です(笑)
実際 姪は152cmで超細いのですがこのシルエットは
大変似合います 心意気だけで着ています(笑)
ニットやカットソーのデザイン物はできるだけお早めに
いざ着たいと思う頃には ほぼありません
左側は薄手のコットンシャツ お袖が素敵です
右側は真夏の炎天下で日除けになります
サッカー素材のダブルジップ ドルマン袖
こちらも真夏の日除けとクーラー対策用になります
このワンピース兼ロングシャツはとっても薄手です
お袖はありますけれど ほぼドルマンですので
風の通りも良く 1枚あると便利品です
このラインも 縦長に見えますので身長に関係なく
お召し頂きたいと思っております
流行というより 私がずっと好きだったデザインばかり
ここ数年のロング丈の上着は 何年も待っていた型です
暑くなる前に もう一度店内のチェックお願い致します